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台風の時だけ雨漏りする理由とは?放置する危険性についても解説!

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台風の時だけ雨漏りする理由とは?放置する危険性についても解説!

台風の時だけ雨漏りする理由とは?放置する危険性についても解説!

台風の時だけ雨が家の中に入ってくる、こんな経験ありませんか?通常の雨では問題ないのに、なぜ台風だけで雨漏りが起こるのでしょうか。

その背後に隠された理由を、この記事で詳しく解説します。台風の時だけ雨漏りする謎に迫るとともに、放置することで起こる危険性もしっかりとお伝えします。

あなたの家を守るための大切な情報を得るチャンスです。ぜひ最後までお読みください。

台風の時だけ雨漏りする2つの理由

台風の時だけ雨漏りする2つの理由について解説していきます。

強風

台風が接近すると、風速が20メートルを超えるほどの強風が吹き荒れます。通常の雨天とは異なり、強風により建物に雨水がより直接的に、大量に当たることになるのです。

この影響で、建物にすでに存在している小さな損傷が大きな問題を引き起こすことがあります。たとえば、シーリング材の細かなひび割れや外壁の劣化、屋根や屋上の防水材の老朽化などが挙げられます。

これらの小さな損傷は、経年変化によりほとんどの建物に起こりうるものですが、強風によりこれらが顕著な問題となり、雨漏りへと繋がるリスクが高まります。

多量の雨

台風のもう一つの特徴は、通常の降雨に比べて著しく多量の雨が短時間に降ることです。

このため、屋上やバルコニーなどの排水ドレンが藻などで詰まっていると、水は溢れることになります。普段は問題ないレベルの小さなひび割れや建材の隙間にも、通常では考えられない量の雨水が到達し、それが建物内に浸入してしまう可能性があります。

特に台風の際には、排水システムの不備が雨漏りの原因となることが多く、そのリスクが通常時と比較して大幅に増加します。

台風の時だけする雨漏りを放置する3つの危険性

n台風の時だけする雨漏りを放置する3つの危険性について解説していきます。

家の劣化が進む

雨漏りを放置することは、家の劣化を加速させます。

水が建物の内部に浸透し続けると構造の強度が弱まり、最終的には大きな修理が必要になることもあります。特に木材を多用している部分では腐食やカビの発生が進みやすく、これがさらに他の部分への悪影響を及ぼします。また、雨漏りが電気配線の近くで発生すると、短絡や火災の危険も高まります。

健康被害を受ける

雨漏りの放置は健康上のリスクも伴います。

湿った環境はカビやダニの温床となり、アレルギーや呼吸器系の疾患を引き起こす原因になり得ます。特に、小さな子供やアレルギー体質の人にとっては、これらの環境はさらに有害です。また、高湿度は暖房費の増加や住環境の快適性の低下をもたらし、長期的には生活の質を著しく損なうことにもつながります。

住宅の資産価値が下がる

雨漏りは住宅の資産価値を低下させる要因の一つです。

修繕されていない雨漏りの問題は、家を売却する際の評価を大幅に下げることがあります。購入者は修理が必要な住宅に対しては消極的であり、価格交渉にも影響を及ぼします。また、賃貸物件の場合も、雨漏りがあると入居者を見つけにくくなり、収益性の低下に繋がります。

台風の時だけ雨漏りする際に確認すべき5つの箇所

台風の時だけ雨漏りする際に確認すべき5つの箇所について、それぞれ解説していきます。

屋根・棟部分

漆喰の劣化

瓦屋根の漆喰は、瓦と瓦の間の隙間を埋める重要な役割を担っています。この漆喰がヒビ割れたり剥がれたりすると、雨水がそこから浸透し、結果として雨漏りにつながります。

外観上問題が見られなくても、棟瓦の下側での不適切な処理により雨水が滞留し、隠れた雨漏りの原因になることもあります。

棟板金の浮き

棟板金は、時間とともに強風や木材の劣化、釘の緩みにより浮いてしまうことがあります。この浮きが原因で雨水が浸入し、雨漏りを引き起こします。

修理の際、応急処置としてシーリング材で隙間を埋める場合もありますが、完全に封じられなかった部分や材料の老朽化により、雨水の流れが悪くなり、雨漏りが悪化することがあります。

屋根材の割れや浮き

屋根材自体の割れや浮きも雨漏りの一因です。瓦やスレートが経年劣化や飛来物によるダメージで傷んでいることがあり、これが雨漏りの直接的な原因となることがあります。

特に台風などで発生する強風による影響は顕著で、屋根材の損傷を定期的に点検し、必要に応じて修理や交換を行うことが重要です。

ベランダ・バルコニー

床のひび割れ・剥がれ

ベランダの床でよく見られるFRPやウレタン防水は、経年劣化によりひび割れや剥がれが発生しやすいです。これらの小さな隙間から雨水が浸入し、雨漏りの原因となります。

FRPやウレタン防水の耐用年数は一般的に10年から13年程度ですが、5年ごとのトップコートの再塗装で防水性を保ち、雨漏りを防ぐことが大切です。

防水シートの裂け目・穴

屋上に多用される防水シートですが、ベランダでも使用されることがあります。

このシートは時間の経過と共に劣化し、裂け目や穴が生じやすくなります。これらのダメージが原因で雨水が浸入し、その結果として室内に雨漏りを引き起こす可能性があります。

窓サッシ

コーキング材の劣化

窓サッシ周辺で用いられるコーキング材は、5年から10年の間で劣化の兆候を見せることがあります。特に外壁などの定期的な点検やメンテナンスを怠っていると、この材料の劣化による雨漏りが頻発することが多いです。

期間が経過したものや、外観上で明らかな劣化が見られるものは、早急に修繕を検討しましょう。

防水処理の不備

防水処理が不十分な窓サッシは、雨漏りの原因となりやすいです。

例えば、防水シートが適切に設置されていない、または施工ミスがある場合、サッシの上部で蓄積された雨水が通気シートや他の材料によって吸収され、屋内に浸入するリスクが増します。サッシから滴る水を見かけたら、原因がこの不備である可能性が高いので、専門家の意見を取り入れて防水処理を見直しましょう。

サッシ本体からの雨漏り

一部の輸入された木製サッシなどで、枠からの雨水浸入が起こることがあります。また、特異な形状を持つサッシ(変形型や丸型など)では、防水テープの取り付けが不適切であると、雨漏りのリスクが増します。

定期的な点検を行い、疑わしい箇所があれば、専門家のアドバイスを求めることが賢明です。

外壁・シーリング

シーリングの劣化

外壁材のつなぎ目に用いられるシーリング材の劣化は、雨漏りの原因の一つです。

通常、シーリング材は約5年経過すると劣化の兆候を見せ始めます。この劣化が進むと、シーリング材が縮んだり、ひび割れたりすることで、隙間から雨水が侵入しやすくなります。このようなサインを見つけたら、迅速に修理や交換を検討しましょう。

外壁材の劣化

外壁材の種類によっても異なりますが、レンガ、サイディング、モルタルなどの材料は一定期間後に劣化し、ヒビ割れなどが発生することがあります。

例えば、サイディングは約7〜8年ごと(金属製の場合は10〜15年)にメンテナンスが必要です。小さなひび割れであればすぐには問題にならないことが多いですが、放置すると雨漏りの原因となります。特に幅が1mmを超えるひび割れには注意が必要です。

施工時の穴

サイディング取り付けや足場の設置に伴い、外壁に釘などを打つことがあります。これらが抜け落ちたり、適切な処理がされなかったりすると、穴が開いたままになることがあります。これらの穴から雨水が浸入し、雨漏りの原因となってしまうのです。

定期的な外壁のチェックでこうした小さな穴がないかを確認し、見つけたら適切に処理することが重要です。

換気扇・通気口

台風の強風により、換気扇やエアコンの排気口付近から雨水が侵入し、雨漏りの原因となることがあります。

家の構造や水の流れによっては、雨水が侵入した場所と雨漏りが発生する場所が離れていることもあるため、広範囲の確認が必要です。

台風の時だけ発生する雨漏りの修理費用の相場はいくら?

台風限定の雨漏り修理の費用は、被害の範囲や原因によって大きく異なります。

小規模な部分補修であれば、5,000円から数十万円程度の予算で済むことが一般的です。しかし、定期的なメンテナンスを怠っている場合、単純な補修では不十分な場合もあります。そうなると、塗り替えや屋根の葺き替えを含む大掛かりな修理が必要になり、その費用は100万円以上になる可能性が高いです。

適切なメンテナンスが、長期的なコスト削減に繋がります。

台風の時だけ雨漏りする場合、火災保険は使える?

台風が原因で起きた雨漏りの場合、火災保険の適用が可能です。

これは自然災害による損害と見なされ、特に「風災」に分類されることが多いです。重要なのは、契約時に設定された補償の範囲です。この範囲により、建物や家財の補償が異なるため、自分の保険契約内容を確認することが重要です。

火災保険の適用については、こちらの記事も参考にしてみてください。
雨漏りの補修工事に火災保険は使えるの?

まとめ【台風の時だけする雨漏りも放置は危険】

今回の記事では、台風の時だけ雨漏りする理由とそれを放置する危険性について解説してきました。台風時に限り発生する雨漏りは一見すると小さな問題に思えるかもしれませんが、これを放置することは大変危険です。

そのような状況に直面した場合、信頼できる業者に依頼することが重要です。修理業者の選び方については、こちらの記事を参考にしてみてください。

雨漏り修理業者の9つの選び方とは?選んではいけない業者の特徴も解説!

けんおうリノベーションでは、雨漏り修理後、最低一年間は保証期間を設定しています。この期間内に問題が再発した場合、追加費用を気にすることなく迅速に対応します。

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台風による雨漏りについては、けんおうリノベーションにお任せください。