雨漏りの原因がわからない時に確認すべき4つのポイントとは?原因を特定する5つの方法もご紹介
ある日突然雨漏りが発生し、どのように対処すればいいのかわからないことがあると思います。その際に、自分自身で出来る応急処置を施しできれば業者に依頼せずに済ませたいと考えるかもしれません。
しかし、結果からいうと、応急処置だけで済ませてしまうと大きな二次被害を引き起こす恐れがあります。
今回は、雨漏り時に見るべきポイントと応急処置の方法、応急処置だけでは不十分な理由、業者に頼んだ際の調査方法と修理方法について解説いたします。
雨漏りの原因がわからないときに見るべき4つのポイント
天井上
天井が雨漏りをしている場合、天井上が屋根か、部屋かなどによってさまざまな原因が考えられます。
ですので、原因を特定するには天井上(屋根の場合は小屋裏)を見ることによって、どこから流れてきた雨水なのかを確認することができ、原因を絞り込むことができます。
天井上が屋根の場合、点検口や押入れの上に侵入口があらかじめ設置されている住宅が多く、そこから確認することができます。
1階2階の間の天井では点検口がないことがほとんどなので、自分自身で点検口を設置することによって、雨漏りの原因特定につながるかもしれません。
屋上
普通の雨であっても雨漏りが発生する場合には、屋上を確認してみてください。
屋上を確認する際に見るべきポイントとしては、排水口があります。なぜかというと、排水口にゴミが詰まっていたり、排水口が劣化してひび割れている可能性があるからです。
また、屋上の防水層に劣化がないかも一緒に確認しておきましょう。防水層が劣化すると、ふくれ・ひび割れ・亀裂などが発生します。
外壁
戸建ての住宅では、外壁から雨漏りをすることが最も多くなっています。
外壁をよく見ると、日常生活では気が付かない壁材のひび割れやシーリング(壁に塗られているゴムパッキンのようなもの)の劣化などが見受けられます。
基本的には、雨漏りが発生している場所の真上を見てみましょう。そこを見ることで、壁材やシーリングのひび割れなどの異変を発見できると思います。
次に、窓やサッシなどの開口部と外壁の境目を確認してみましょう。ここは、シーリングが施行されているので、その劣化によるひび割れ・亀裂・はがれなどがあると雨の侵入口の可能性があります。
給水管・排水管
雨漏りする場所とは関係がない場所から雨漏りしている場合、トイレや手洗い場の給水管や排水管から水漏れが発生している可能性があります。
給水管や排水管から水漏れしているか確認する場合には、晴れが続いている日であっても水漏れが止まらないことが目安となります。
補足:自分で雨漏りの原因がわからないなら、業者に依頼しよう
もし自分で確認して雨漏りの原因がわからないのであれば、早めに業者に依頼するようにしましょう。雨漏りを放置してしまうと、被害がどんどん拡大していってしまいます。また、室内の床や下の階まで被害が拡大してしまうと、修理費用も莫大になってしまいます。
加えて、雨漏りだけでなく建物の木材の腐食やシロアリの発生などの二次被害も引き起こす可能性があります。
雨漏りの原因がわかった場合の応急処置
屋根にブルーシートを被せる
古典的な方法だと思われるかもしれないですが、効果は絶大です。仮に雨水がどこから侵入してきているのかがわからなかったとしても、壁一面をブルーシートで覆ってしまえば良いので、一時的ではありますが建物内部への雨水の侵入を防ぐことができます。
しかし、ブルーシートが風で飛ばされてしまうと雨水が入り込んでしまうので、しっかりと留めておくようにしましょう。
バケツで水を受け止める
こちらもなんとも古典的ですが、天井から雨漏りが発生している場合には効果的です。天井からの雨漏りを放置してしまうと、床に被害が広がり木材が腐る原因にもなります。
そのため、雨水が垂れてくる場所にバケツを設置し、水を受け止めることで床への被害を防ぐことができます。
雨水の侵入口を塞ぐ
もしどこから雨水が侵入してきているのかがわかっているのであれば、防水テープを使って雨水の侵入口を塞ぐ応急処置がおすすめです。
やり方としては、雨水が侵入する箇所に防水テープを貼るだけなので簡単ですが、濡れている箇所に貼ってしまうとすぐ剥がれてしまうので、貼るのは雨の日以外にしましょう。
雨漏りを応急処置だけで済ませてはいけない理由
応急処置だけでは不十分な理由を解説してください。
以下のメモをまとめて記載をお願いします。
・応急処置だけでは不十分
・原因特定が不十分な可能性が高い
この2点を伝えてください。
なぜ雨漏りを応急処置のみで済ませてはいけないのでしょうか。
外壁がひび割れているケースを例に考えてみましょう。外壁のひび割れにシーリングをつけて応急処置したとします。そうすると表面の数ミリしかケアができていません。外壁の奥までシーリングを注入できないないので、根本的に解決はできておらず、数ヶ月しか持たない場合もあります。
また、応急処置をした箇所以外にも見えない箇所でクラックがある可能性もあります。原因がしっかりと特定できていないケースも多く、応急処置だけで数年持つ場合もあるが、他の箇所が地震などでひびが広がり別の箇所から雨漏りすることもあるので、業者に依頼して外壁全体をチェックしてもらった方が良いです。
応急処置だけであったり、補修すべきクラックを見逃すと1年以内に再発することがあるので、弊社では1年の工事保証をつけています。1年間で地震や大雨は必ずあり、1年間問題が無ければ、その後は長続きします。
いずれにしろ、業者に依頼した方が良いので、雨漏りの原因調査の段階から業者に任せた方がいいです。
原因がわからないの雨漏りの5つの特定方法
目視調査
目視調査とは文字を見たら分かる通り、目で見て雨漏りの原因である箇所を確認する調査方法です。この方法では、ざっくりとした当たりをつけることしか出来ないですが、業者の中には目視調査しかしないところもあります。「見た感じなんとなくここが怪しい」と考え、修理の見積もりを作成しています。
この目視調査のみであると、不必要な箇所まで修理することになったり、本当の原因ではない箇所を修理することにもなりかねないので、注意が必要です。
散水調査
屋根に登って放水ホースなどから水を撒いて、雨漏りをする箇所を調べる調査方法です。雨漏り調査というと、この方法を使用する業者が多い理由として、「実際に雨漏りの箇所・状況を依頼主の目でも確認することができる」ことが挙げられます。
個人では散水できなかった屋根や外壁の上部などであっても、業者であると足場を利用して調査することができます。
赤外線サーモグラフィ調査
雨漏りしている建物を、赤外線カメラで撮影する調査方法です。
雨漏りが発生している箇所は、雨水によって周りよりも温度が低くなっているため、サーモグラフィーで見ると青く見えます。雨漏り以外にも、建材の劣化や破損などの建物全体の調査をする際に、この調査方法は用いられます。
含水調査
含水調査は、水分計を利用して木材にどの程度水分が含まれているのかを調査する方法です。サーモグラフィではわからない、細かい水分量の数値も見ることができます。
温湿度測定
雨漏り以外に、水が発生するトラブルとして結露があります。その空間の温湿度と表面温度を測定することによって、その水分が雨漏りなのか結露なのかを判断することができます。
ガス検知
ヘリウムガスを雨漏りの出口側から入れて、入り口でヘリウムガスの検知器で特定するという調査方法です。ヘリウムガスは浸透性がないため、細かいひび割れを抜けて入り口まで辿りつかないことによって、精度が低くなるという課題があります。出口から入り口までに空間があると、ガスが雨漏りの入り口まで到達せず、調査精度が落ちてしまいます。
発光液調査
この調査は、散水する水にブラックライトで光る発光液を混ぜて、原因箇所を特定する調査方法です。
通常発光液を使用する会社でも、青一色しか使わない場合が多いです。それでは複数箇所に散水した場合に、どこから雨漏りしているのかわからず、意味がありません。弊社では、複数色を使う発光液調査を実施しています。散水箇所によって発光液の色を変えることによって、どこが雨漏りしているかを判断することができます。
発光液調査を利用した95%程度のお客様は1回の調査でも、しっかりと原因を特定することができます。
業者による4つの雨漏り修理方法
屋根の雨漏り
・瓦屋根の修復と交換
・屋根材の張り替えと葺き替え
・屋根塗装
・棟板金などのコーキング
外壁の雨漏り
・ひび割れなどの部分補修
・外壁塗装の塗り替え
・外壁材の張り替え
・目地のコーキング
ベランダ・屋上の雨漏り
・防水工事
・ひび割れなどの部分補修
窓サッシの雨漏り
・サッシ周りのコーキング
・劣化箇所の部分補修
まとめ
雨漏りが発生した際には、まず見るべきポイントを見て原因を自分で探ってみましょう。また、被害が広がらないためにも一旦は応急処置で雨漏りを防ぐようにしましょう。しかし、応急処置では不十分なので、そのまま放置するのではなく、すぐに業者に依頼をして修理してもらうようにしましょう。
弊社では、1人1人のお客様とのコミュニケーションを大切にし、お客様のニーズに沿ったご提案、調査、施工を行っております。
弊社の特徴として、
①完全成果報酬、②再発防止、③発光液調査、④雨漏りサービス世界一を目指している
という4つがあります。
雨漏りでお困りの際には、ぜひ弊社、けんおうリノベーションに一度ご相談ください。
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