壁紙のカビがひどい原因と対処法｜徹底除去＆再発防止策を解説
壁紙にカビが発生すると、見た目が悪くなるだけでなく、健康や住環境にも悪影響を及ぼします。特に、湿度が高い場所や換気が不十分な部屋では、カビが広がりやすくなります。
この記事では、壁紙のカビがひどい原因や発生しやすい環境、効果的な除去方法、さらに再発を防ぐための対策について詳しく解説します。早めの対応で、清潔な住環境を維持しましょう。
壁紙のカビがひどい原因とは？発生しやすい環境をチェック
壁紙にカビが発生する原因はいくつかあります。特に、湿気や換気不足などが主な要因です。以下のような環境では、カビが繁殖しやすくなるため注意が必要です。
湿度が高い部屋
湿度が高いと、壁紙の表面や裏側に水分が溜まり、カビが繁殖しやすくなります。特に梅雨の時期や、湿気のこもりやすい浴室近くの部屋では注意が必要です。
湿度をコントロールするためには、除湿機の使用や定期的な換気が効果的です。
換気が不十分
部屋の空気が滞ると、湿気がこもりやすくなります。特に、窓を開ける機会が少ない部屋や、風通しの悪い場所ではカビが発生しやすいです。
換気扇を活用したり、定期的に窓を開けて空気を入れ替えることが重要です。
結露が発生しやすい
冬場に窓ガラスや壁に結露が発生すると、その水分が壁紙に吸収されてカビの原因になります。特に外気との温度差が大きい場合は結露が発生しやすくなります。
結露を防ぐためには、断熱シートの使用や室温調整を行うことが有効です。
壁紙の素材がカビやすい
壁紙の種類によっては、カビが発生しやすいものがあります。特に紙製の壁紙は湿気を吸収しやすく、カビが広がりやすい傾向があります。
カビに強い防水加工が施された壁紙や、防カビ仕様の壁紙を選ぶと、カビの発生を抑えられます。
エアコンや加湿器の影響
エアコンの内部や加湿器の周辺にカビが発生し、それが部屋全体に広がることがあります。特に加湿器を使いすぎると、部屋の湿度が上がりすぎてカビが繁殖しやすくなります。
定期的にエアコンのフィルターを掃除し、加湿器の使用は適度に抑えることが大切です。
壁紙のカビがひどいとどうなる？放置するリスク
壁紙のカビを放置すると、見た目が悪くなるだけでなく、さまざまな悪影響を及ぼします。以下のようなリスクがあるため、早めの対処が重要です。
健康被害のリスク
カビの胞子を吸い込むと、アレルギーや呼吸器系のトラブルを引き起こす可能性があります。特に小さな子どもや高齢者、免疫力の低い人は注意が必要です。
壁紙の劣化や変色
カビが繁殖すると、壁紙に黒や緑のシミができ、見た目が悪くなります。さらに、カビの根が壁紙の奥まで浸透すると、剥がれやすくなり修復が困難になります。
建物の構造にも悪影響
カビが壁の奥まで侵食すると、建物の木材部分にダメージを与え、強度を低下させる恐れがあります。特に湿気の多い環境では、カビだけでなく腐朽菌の発生も心配です。
カビの臭いが部屋に染みつく
カビが繁殖すると、独特のカビ臭が発生し、部屋全体に広がります。一度染みついた臭いはなかなか取れず、消臭剤を使っても完全に除去するのは難しいです。
アレルギーや呼吸器疾患の原因になる
カビの胞子が空気中に舞うことで、ぜんそくやアレルギー性鼻炎を引き起こす原因になります。カビの影響で健康を害することがないよう、早めの対策を心がけましょう。
壁紙のカビがひどいときに試したい効果的な除去方法
壁紙にカビが発生した場合、適切な方法で除去することが重要です。以下の方法を試して、効果的にカビを取り除きましょう。
アルコールスプレーで拭き取る
軽度のカビであれば、市販のアルコールスプレーを使用して拭き取ることで除去できます。アルコールは揮発性が高いため、壁紙を傷めにくいのもメリットです。
カビ取りスプレーを使用する
市販のカビ取りスプレーを使うと、より強力にカビを除去できます。ただし、使用する際は換気を十分に行い、ゴム手袋を着用しましょう。
重曹とクエン酸を活用する
重曹とクエン酸を組み合わせたペーストを使うと、ナチュラルな方法でカビを取り除くことができます。化学薬品を使いたくない場合におすすめです。
塩素系漂白剤で徹底除去
頑固なカビには塩素系漂白剤が効果的です。ただし、壁紙が色落ちする可能性があるため、目立たない部分で試してから使用しましょう。
専門業者に依頼する
カビが広範囲に広がっている場合は、専門業者に依頼するのが最も確実な方法です。プロの技術でカビを徹底的に除去し、再発防止対策も提案してもらえます。
壁紙のカビがひどい場合のおすすめ掃除グッズ・アイテム
壁紙のカビを効果的に除去するには、適切な掃除グッズを活用することが大切です。以下のアイテムを準備して、しっかりとカビ対策を行いましょう。
市販のカビ取りスプレー
市販のカビ取りスプレーは、カビを効果的に除去するための強力なアイテムです。特に塩素系のスプレーは強力な漂白・除菌作用があり、黒カビをしっかり落とせます。
使用する際は、換気をしながらゴム手袋やマスクを着用し、安全に配慮しましょう。また、壁紙によっては色落ちする可能性があるため、目立たない部分でテストしてから使用することをおすすめします。
アルコール除菌シート
軽度のカビには、アルコール除菌シートを使って拭き取る方法が有効です。アルコールには除菌・消毒効果があり、カビの再発防止にも役立ちます。ただし、アルコールは水分が少ないため、根の深いカビには効果が薄い場合があります。軽いカビの予防や、掃除後の仕上げとして活用すると良いでしょう。
重曹・クエン酸
ナチュラルクリーニングをしたい場合は、重曹とクエン酸を活用する方法がおすすめです。重曹はカビの汚れを浮かせ、クエン酸はカビの繁殖を抑える効果があります。
水と混ぜてペースト状にし、カビが気になる部分に塗布してしばらく置いた後、優しく拭き取ると効果的です。化学薬品を使いたくない方や、小さなお子様がいる家庭でも安心して使用できます。
ゴム手袋・マスク
カビの掃除をする際は、直接触れると健康に影響を及ぼす可能性があるため、ゴム手袋とマスクを着用しましょう。特にカビの胞子を吸い込むと、アレルギーや呼吸器系のトラブルを引き起こす可能性があります。
掃除中はマスクをして、できるだけカビの胞子を吸い込まないように注意しながら作業しましょう。
防カビコーティング剤
カビを除去した後は、防カビコーティング剤を使用して再発を防ぐことが重要です。市販のスプレータイプの防カビ剤を壁紙に吹きかけることで、カビの発生を抑えることができます。
特に湿気が多い部屋では、防カビコーティングを定期的に行うことで、カビの発生を大幅に減らすことができます。
壁紙のカビがひどいときにやってはいけないNG対処法
壁紙のカビを取り除く際に、間違った方法で対処すると、逆にカビを広げたり、壁紙を傷めてしまう可能性があります。以下のNG対処法には注意しましょう。
水拭きだけで済ませる
カビは水分を好むため、水拭きだけで掃除をすると、かえって繁殖を促してしまうことがあります。カビ取りにはアルコールやカビ取りスプレーを使用し、しっかり除菌することが大切です。
こすりすぎて壁紙を傷める
壁紙のカビを落とそうとしてゴシゴシこすると、壁紙の表面が傷んでしまう可能性があります。特にデリケートな素材の壁紙は傷がつきやすいため、優しく拭き取ることを意識しましょう。
換気せずに掃除する
カビの掃除をする際は、必ず換気をしながら作業を行いましょう。換気をしないと、カビの胞子が部屋中に飛び散り、別の場所で新たにカビが発生する原因になります。
異なる薬剤を混ぜて使う
カビ取りに使う薬剤を混ぜると、危険な化学反応を引き起こす可能性があります。特に塩素系漂白剤と酸性の洗剤（クエン酸や酢など）を混ぜると、有害なガスが発生するため絶対に避けましょう。
カビを放置して繁殖させる
カビは放置するとどんどん広がります。見つけたら早めに対処し、定期的に壁紙をチェックする習慣をつけることが重要です。
壁紙のカビがひどい！再発を防ぐための予防策
カビを除去した後は、再発を防ぐための対策をしっかり行いましょう。以下の方法を取り入れることで、カビの発生を抑えることができます。
定期的に換気をする
カビを防ぐためには、こまめな換気が重要です。特に湿気のこもりやすい部屋は、窓を開ける時間を意識的に増やし、空気を入れ替えるようにしましょう。
風通しが悪い場所には、換気扇や扇風機を活用するのも効果的です。
除湿機やサーキュレーターを活用する
湿気を取り除くために、除湿機やサーキュレーターを使うのもおすすめです。特に梅雨の時期や、湿度の高い日には除湿機を稼働させることで、カビの発生を防ぎやすくなります。
サーキュレーターを使って部屋全体の空気を循環させることで、湿気がこもるのを防ぐことができます。
結露対策を徹底する
冬場の結露がカビの原因になることが多いため、結露対策を行うことも重要です。窓に断熱シートを貼ったり、結露取りワイパーを使ってこまめに水分を拭き取ると、壁紙への影響を防ぐことができます。
防カビスプレーを使う
カビが発生しやすい場所には、防カビスプレーを使うのがおすすめです。定期的にスプレーすることで、カビの発生を抑えることができます。
壁紙をカビに強い素材に変更する
カビ対策を徹底するためには、壁紙自体を防カビ仕様のものに変更するのも有効です。特に湿気の多い部屋には、防水加工が施された壁紙や、通気性の良い素材の壁紙を選ぶと良いでしょう。
まとめ｜壁紙のカビがひどいときは早めの対処が重要！
壁紙のカビを放置すると、見た目の悪化や健康被害のリスクが高まります。発生したカビは適切な方法で除去し、再発を防ぐための対策をしっかり行いましょう。
雨漏り調査、修繕はけんおうリノベーションにお任せください
この記事では、壁紙のカビがひどい原因と対処法について詳しくご紹介しました。この記事を読んで、雨漏りの原因調査や修理が必要だと感じた方も多いのではないでしょうか。
雨漏りの調査や修理は、ぜひけんおうリノベーションにお任せください。
当社では、原因究明を完全成果報酬で行い、工事後には最低1年間の保証をお付けしています。さらに、目視検査や発光液、ガス検知を用いて、高精度な調査を実施しており、再発率は3％以下と非常に低いことが特徴です。
お見積りは無料で、追加料金も一切かかりませんので、ぜひ下記のリンクからお気軽にお問い合わせください。