お電話

中東情勢で防水材はどうなる?ナフサ供給不安と雨漏り修繕を急ぐべき理由

Column

中東情勢で防水材はどうなる?ナフサ供給不安と雨漏り修繕を急ぐべき理由

中東情勢で防水材はどうなる?ナフサ供給不安と雨漏り修繕を急ぐべき理由

「雨漏りは直したい。でも、防水材が不足しているという話も聞く。今、工事を頼んで大丈夫だろうか」

中東情勢の緊迫化をきっかけに、原油やナフサの調達環境が大きく変わっています。ナフサは、防水材や塗料、接着剤、シーリング材、断熱材など、建物を守る多くの製品につながる基礎原料です。

けんおうリノベーションでは現在も、雨漏り調査・原因特定・修繕工事のご相談を通常どおり受け付けています。ただし、材料価格や納期は今後も変動する可能性があります。被害が広がる前に、まず建物の状態を確認することが大切です。

この記事の結論

  • 中東情勢の悪化でホルムズ海峡経由の物流が不安定になり、ナフサの調達難と価格上昇が起きています。
  • ナフサは防水材・塗料・接着剤・シーリング材などの原料につながります。
  • 政府は代替調達などにより全体の供給継続を見込んでいますが、一部品目や商流では欠品・値上がり・納期遅延という「目詰まり」が起きています。
  • 2026年上半期の建設業の倒産・廃業は過去最多ですが、ナフサ不足が主要因となった倒産は6月末時点で確認されていません。
  • 雨漏りは待っている間にも被害が進むため、工事を急いで決めるのではなく、まず原因調査と現状確認を早めに行うのが合理的です。

そもそもナフサとは?防水材との関係をやさしく解説

ナフサは、原油からつくられる「粗製ガソリン」と呼ばれる液体です。ナフサを分解すると、さまざまな樹脂や化学製品のもとになる物質ができます。

たとえるなら、ナフサはパン屋さんにとっての小麦粉のようなものです。小麦粉そのものを食卓に並べることは少なくても、パンやケーキ、麺など数多くの商品に姿を変えます。同じように、ナフサも私たちの目には見えにくいところで、防水材、塗料、接着剤、シーリング材、塩化ビニール管などに使われています。

  • 屋上・ベランダに使用する防水材
  • 外壁や屋根に使用する塗料・樹脂
  • サッシまわりや外壁目地のシーリング材
  • 下地処理に使う接着剤や溶剤
  • 配管・断熱材などの樹脂系建材

中東情勢の何が日本の材料供給に影響しているのか

日本はナフサ調達の一部を中東に依存しています。中東情勢の悪化でホルムズ海峡を通る船の運航が不安定になると、中東から日本へ原料を運ぶルートに支障が出ます。

政府資料では、日本のナフサ調達は平時で中東約4割、国産約4割、その他地域約2割とされています。つまり、主要な輸送ルートが細くなると、国内で精製を続けたり、中東以外から買い付けたりして補う必要が出てきます。

経済産業省によると、代替調達は進み、2026年6月時点ではナフサ由来製品を含む石油製品について、供給を継続できる見通しが示されています。「日本中の材料がすぐになくなる」という状況ではありません。

しかし、全体量が確保されても、すべての会社・地域・製品へ同じタイミングで届くとは限りません。ここで起きるのが、いわゆる流通の目詰まりです。

材料の「目詰まり」は、道路の渋滞に似ています

高速道路全体には車が走れる余裕があっても、出口の一か所に車が集中すれば渋滞します。材料の流通も同じです。

  • 不足を心配した会社が前倒しで多めに注文する
  • メーカーや商社が在庫を公平に配分するため、見積りや契約を慎重にする
  • 代替原料へ切り替える際、品質確認や製造調整に時間がかかる
  • 同じ材料でも、取引規模や製品の種類によって納期に差が出る

帝国データバンクの調査でも、需要側の前倒し発注と供給側の配分調整が重なり、総量不足だけでは説明できない一部品目・商流の目詰まりが指摘されています。

建設業の倒産・廃業は過去最多。ただし原因は一つではありません

2026年上半期の建設業では、倒産が1,043件、休廃業・解散が4,894件となり、合計5,937件で上半期として過去最多でした。

ただし、ここは正確に理解する必要があります。帝国データバンクは、直近のナフサ供給不安が主要因となった倒産事例は、6月末時点では確認されていないとしています。倒産・廃業の背景には、以前から続く資材高、人手不足、人件費や外注費の上昇、工期の長期化、価格転嫁の難しさなどが複雑に重なっています。

一方で、塗料、断熱材、接着剤、塩化ビニール管など、石油由来の建設資材では欠品や値上がりが続いているとの報告があります。ナフサ価格の上昇が今後の製品価格へ時間差で波及する可能性もあり、材料費と納期の先行きには注意が必要です。

雨漏りは「材料が上がるか」より先に、建物の中で進行します

雨漏りは、雨の日だけ現れる小さな症状に見えても、壁や天井の内側では木材の腐朽、鉄部のさび、断熱材の劣化、カビなどが進むことがあります。

ここでも病気にたとえると分かりやすいでしょう。薬の値段が上がるかもしれないからといって、診察まで先延ばしにするのは得策ではありません。まず診断を受け、原因と必要な治療範囲を把握する。雨漏りも同じです。

原因を確認しないまま広い範囲を工事すれば、余分な材料と費用がかかる可能性があります。反対に、浸入口を正しく特定できれば、必要な場所へ必要な施工を行う「ピンポイント修繕」が選択できる場合があります。

けんおうリノベーションは、現在も調査・修繕を受け付けています

けんおうリノベーションは、雨漏りの原因調査から防水工事・ピンポイント修繕まで一貫して対応しています。現在も新規のご相談を受け付けており、建物の状況、必要な材料、施工時期を確認したうえでご案内します。

  • 何度修理しても雨漏りが再発する
  • どこから水が入っているのか分からない
  • 材料不足や値上がりが心配で、いつ動くべきか迷っている
  • 全面工事ではなく、原因に合った修繕を相談したい
  • 戸建てだけでなく、ビル・マンション・工場の漏水で困っている

このようなお悩みがある方は、被害や材料価格がさらに大きくなる前に、まずは現状確認をご相談ください。お問い合わせをいただいたからといって、すぐに工事を決める必要はありません。原因と選択肢を知ることが、建物を守る第一歩です。

中東情勢・ナフサ不足と防水工事に関するよくある質問

Q. ナフサ不足で防水工事はできなくなりますか?

A. すべての防水工事ができなくなる状況ではありません。政府は代替調達や国内精製により供給継続の見通しを示しています。ただし、材料の種類や仕入先によっては、納期の長期化や価格変更が起こる可能性があります。

Q. 防水材はなぜナフサの影響を受けるのですか?

A. 多くの防水材や副資材に、石油化学由来の樹脂・溶剤・接着成分が使われるためです。ナフサはそれらの基礎原料につながるため、調達量や価格の変化が製品価格・納期へ波及します。

Q. 雨漏り修理は材料が落ち着くまで待つべきですか?

A. 少なくとも原因調査は先延ばしにしないことをおすすめします。雨漏りは内部で腐食やカビを進めることがあり、待つほど修繕範囲が広がる場合があります。調査後に緊急度・材料・予算を確認し、施工時期を判断するのが安全です。

Q. けんおうリノベーションは現在も依頼できますか?

A. はい。2026年7月30日現在、雨漏り調査・原因特定・修繕工事の新規相談を受け付けています。材料と施工時期は物件ごとに確認してご案内します。


参考資料

※本記事は2026年7月30日時点で公表されている資料をもとに作成しています。材料の価格・在庫・納期は、製品や仕入先、施工時期によって異なります。

雨漏りと材料価格の先行きがご心配な方へ

材料や被害の状況が変わる前に、まず雨水の入口と必要な修繕範囲を確認することが、建物を守る近道です。

けんおうリノベーションは現在も、戸建て・マンション・ビル・工場の雨漏り調査と修繕を受け付けています。原因不明の漏水や、何度直しても再発する雨漏りもお気軽にご相談ください。