雨漏りによる4つの健康被害とは?健康被害以外の3つの悪影響も解説!
雨漏りは建物に重大な被害をもたらすだけでなく、人の健康にも影響を及ぼします。この記事では雨漏りの健康被害について、その原因も含めて詳しくご紹介します。
雨漏りの4つの健康被害とは
感染症
雨漏りの発生はカビを招きます。カビは衣類や食品などの腐敗を招くなどの悪影響がありますが、最も恐ろしいのがアレルギー性の感染症です。特に小さなお子様がいらっしゃる家庭は気を付けなければいけません。例えばカビを吸い込むことにより感染するアスペルギルス症は、カビが肺組織を破壊しながら繁殖していきます。免疫が低いお子様や高齢者が感染しやすく、風邪のような症状がでます。
アレルギー疾患
雨漏りが発生すると建物内の湿度が高い状態が続くので、カビが発生しやすくなります。カビの繁殖はアレルギー性鼻炎やアトピーなどのアレルギー症状を引き起こすことがあります。くしゃみや鼻水、アトピーなどが主な症状です。また、カビはダニやネズミの侵入も招きます。ダニの死骸やネズミのフンもアレルギーを引き起こします。特に小さなお子様やペットがいらっしゃる家庭では、雨漏りは早めに直しましょう。
体の痒み
雨漏りによって湿気が増えると、ダニが繁殖しやすくなります。ダニはアレルギー症状だけでなく、噛まれることによる被害も引き起こします。ダニに噛まれると、痒みと赤みがあらわれます。痒みを我慢できずかきむしってしまうと、湿疹が広がってしまったり肌が荒れてしまったりします。雨が多い時期は布団も干しにくく、ダニが発生すると大変なので早めに雨漏りを修理しましょう。
ストレス
雨漏りが続くと、家の強度に影響をもたらすことがあります。家の強度が不安な状態では、雨が降るだけで不安な気持ちになってしまいます。また、湿度が高い状態が続くとイライラや身体のだるさ、食欲不振などの悪影響が出ることもあります。他にも、雨漏りによって増えていく染みやカビなどをストレスに感じることもあるでしょう。ストレスは自律神経の乱れを招きます。
雨漏りで健康被害を引き起こす5つの原因
カビ
カビは温度25度、湿度75%の環境では繁殖速度が一気に早まります。一般的な室内で湿度が70%以上になることは基本ありませんが、雨漏りによって局部的にカビが繁殖してしまうことがあります。カビは空中にも浮遊しますので、人やペットの健康に悪影響を及ぼします。例えば、アトピーやアレルギー性鼻炎、水虫やタムシなどの感染症、喘息などの呼吸器疾患などを引き起こします。
コケ
コケも水分や湿気を好む生き物です。コケもカビと同様に胞子を出して空中を漂いますのでアレルギー症状などの健康被害の原因となることがあります。特に雨漏りしている屋根瓦やスレート屋根で発生しやすいです。スポンジや専用洗剤で簡単に落とすことができますので、見つけたら早めに除去しましょう。
ダニ
カビを餌とするダニは、カビが繁殖しやすいとされる雨漏りしている建物で発生しやすいです。ダニは刺されることによる痒みはもちろんのこと、フンや死骸による呼吸器疾患、アトピー性皮膚炎、アレルギー結膜炎なども引き起こします。特に梅雨の時期はダニが繁殖しやすい気温や湿度ですので、注意が必要です。
ネズミ
ネズミは下水や床下などの水まわりを好みます。そのため、雨漏りによって水分が溜まった床下はネズミが繁殖しやすい環境です。ネズミが繁殖してしまうと、フンによるサルモネラ菌が心配です。サルモネラ菌は下痢や嘔吐症状を引き起こします。また、健康に悪影響を及ぼすだけでなく、悪臭やネズミが走り回る騒音などはストレスの原因となるでしょう。
湿気
湿気も雨漏りによって引き起こされます。特に湿気や高温が続く場所では、キノコが繁殖してしまうことがあります。キノコは腐朽菌の1種で、基本的には生えているだけでは人に影響を及ぼすことはありません。しかし、なかには胞子を吸い込むと肺の中で菌糸をつくり気管支炎のような症状を引き起こすこともあるので要注意です。
雨漏りによる健康被害以外の3つの悪影響
耐震性の低下
雨漏りによって木材が湿った状態が2週間以上続くと、木材腐朽菌が活動し始めます。この木材腐朽菌は木材の成分を分解し強度を低下させます。また、分解の際に水分を出すので、一度繁殖すると雨漏りが止まっても活動し続けるのが厄介です。また、雨漏りによってできる金属部分の錆も、建物の強度を下げる原因のひとつです。建物の耐震性が低下すると、少しの衝撃で一気に倒壊することもありとても危険です。
シロアリ被害
雨漏りによって湿度が高くなった空間を好むのはシロアリも同様です。シロアリは湿った木材が好物なので雨漏りしている家は絶好の環境だと言えるでしょう。シロアリも建物の木材を食べるので耐久性を低下させます。特にシロアリが繁殖すると被害は大きくなりますし、その後の修理にかかる費用も高額になります。
漏電のリスク
室内に侵入した雨水は天井裏や壁面内を伝って様々な場所に広がります。その結果、電気配線やコードの絶縁体の隙間に入ってしまうと、漏電してしまう可能性があります。漏電は停電や家電の故障、感電、火災などが起こるリスクを高めます。
まとめ
今回の記事では、雨漏りが引き起こす健康被害についてご紹介しました。雨漏りは建物への被害はもちろんのこと、人への健康被害も引き起こすので早めに修理しなければいけません。また、放置して被害が拡大してしまうと、修理費用も大きくなります。
雨漏り修理は高い技術が必要です。雨漏りの修理をする際は、信頼できる業者に依頼しましょう。
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