天井の壁紙が剥がれる3つの原因とは?補修方法と放置すると危険な剥がれを解説
長年同じ家で生活をしていると、天井の壁紙が剥がれてきてしまうということがあると思います。そのような天井の壁紙の剥がれの原因が何であるのかわからない状態であると、対策のしようがありません。
そこで今回は、天井の壁紙が剥がれる3つの原因と補修方法、天井の剥がれを放置してはいけない理由について解説していきます。
天井の壁紙が剥がれる原因とは
湿気
天井の壁紙は湿気が多い状態だと伸びて、乾燥した状態だと縮みます。このように、湿気が多い状態と乾燥した状態が交互に発生し収縮を繰り返すことによって、壁紙の接着力がだんだんと弱まっていき、壁紙の剥がれや浮きが発生してしまいます。
壁紙の経年劣化
壁紙は経年劣化していきます。一般的に壁紙の耐用年数は10年程度です。住宅の壁紙で広く使用されているビニールクロスは、主成分のポリ塩化ビニルに柔軟性を持たせるために、可塑剤が配合されています。
この可塑剤は経年によって徐々に抜けていくため、壁紙の柔軟性がだんだんとなくなり硬化していきます。それにより、下地の動きに合わせて動くことができなくなり、剥がれや浮きが発生してしまいます。
雨漏り
剥がれた天井の壁紙に雨の染みのようなものが広がっている場合、雨漏りが原因で剥がれや浮きが発生している可能性があります。雨の建物内部への侵入を放置してしまうと、壁紙が腐食していってしまい、それにより剥がれや浮きが発生します。
そのため、雨漏りが発生している場合は放置せず、すぐに修繕するようにしましょう。
しかし、雨漏りが発生しているのかどうか見分けるのが難しいと考える人もいると思います。そこで、雨漏りかどうか見分ける方法を解説していきます
雨漏りで天井の壁紙が剥がれる場合のサイン
壁紙に雨シミができている
先ほども説明したように、壁紙に雨シミができている際には雨漏りが発生している可能性があります。雨漏りが発生している場合、侵入した雨水が一ヶ所に留まってしまい、それにより雨シミが発生します。雨漏りは換気をしても解消されないので、放置をするとカビが発生するかもしれません。
壁紙が膨らんでいる
雨漏りが発生すると、天井が水分を含んで天井のボードの裏に水が大量に溜まって膨らみ、接着剤の効果が薄れ壁紙が落ちてくる可能性があります。壁紙が落ちてくると、壁が落ちる可能性があるサインです。そこから1〜2年放置してしまうと、天井の石膏ボードごと崩れ落ちてきてしまう可能性もあります。崩れ落ちてきてしまうと、怪我人を出すこともあるので、早急な対応が必要です。
天井から水滴が落ちてくる
天井から水滴が落ちてくる際も、雨漏りが発生しているサインです。壁紙のつなぎ目から漏水し、接着剤が取れて壁紙がめくれてきます。そこから、石膏ボードが落ちてくるとそれは重症です。
過去にカラオケが設置してある飲食店において、カラオケの天井に備え付けられているスピーカーごと石膏ボードが崩れ落ちてきたケースがあるので、注意が必要です。
天井の壁紙が剥がれた際の補修方法
湿気による部分的な壁紙の剥がれ
部分的な天井の壁紙の剥がれの場合には、補修セットを使用することがおすすめです。この補修セットには、クロス専用のり以外にもハケや押さえのローラーも付いてくるので、とても便利です。
補修セットを使用する際の手順としては、
①接着する壁紙のクロス面の古いのりや埃や汚れなどを、濡らした布などで綺麗に拭き取って乾燥させる
②クロス専用のりの中栓を外す(外す際に圧力をかけると中身が飛び出すため注意する)
③付属のハケでクロスの剥がれた部分に薄く均等に塗る
④補修箇所をしばらく手で押さえて圧着させ、はみ出したのりを乾燥する前に拭き取っておく
⑤付属のローラーを使い数回転がして密着させる
このようにすれば、部分的な壁紙の剥がれは補修する事ができます。しかし後が残ってしまうため、クロスの張り替えをした方が見た目としては良いです。
ただし、根本の漏水を修繕しないと壁紙を戻しても意味がないため、業者に依頼をするようにしましょう。
経年劣化による壁紙全体の剥がれ
経年劣化による壁紙全体の剥がれは、クロス全体の張り替えが必要です。天井のクロスの張り替えは一人で行えるものではないので、最低でも二人で貼り替えるようにしましょう。
しかし、近年一人でも簡単に張り替えができるパネル壁紙が登場しています。これは一人であってもDIYで行う事ができるので、応急処置としてはとても便利です。ですが、あくまでも応急処置であるので、できれば業者に依頼して直してもらうようにしましょう。
雨漏りによる壁紙の剥がれ
雨漏りによる壁紙の剥がれの場合、カビも付随している可能性があります。カビが発生している場合、カビ胞子が室内で飛散している可能性もあります。そのため、自分で補修するのではなく、業者に依頼をする事をオススメします。
けんおうリノベーションでは、雨漏り再発保証期間が1年間あります。つまり、1年以内に雨漏りが再発したら、料金を取らず調査から工事(弊社が工事をしていた場合)まで再度無償で行います。もし再発した場合に、再度クロスを貼り直す必要があります。1年再発しなかったことを確認してから、クロス貼り替えをおすすめしています。
天井の雨漏りを放置してはいけない理由
天井の雨漏りを放置してしまうと、最悪の場合天井が崩れてきてしまう可能性があります。そうなると天井を作り直す必要があります。木枠まで腐っている場合があり、かなり大掛かりなり工事期間もコストもかかってしまいます。そうなる前に、壁紙が剥がれている時点で補修を行うようにしましょう。
【写真】
こちらの事例ですと、雨漏りによって雨水が天井に溜まってしまい、天井が落ちてきてしまいました。この場合は、石膏ボードにパテ埋めをしてクロスを貼っています。
【動画】
こちらの事例ですと、子ども部屋の壁が崩れてしまい、濁った水が部屋中に垂れている状態です。この場合は、雨漏りを治して、石膏ボードを貼り直すまで部屋が使用できなくなってしまっています。
ご紹介した事例のようにならないためにも、雨漏りが発生した場合には放置するのではなく、早めに業者に依頼をして修理するようにしましょう。
まとめ
天井の壁紙が剥がれてしまう理由としては、「湿気」「経年劣化」「雨漏り」が大きなものでした。特に雨漏りは放置をしてしまうと危険があるため、雨漏りを発見した場合にはすぐに修理をするようにしましょう。
けんおうリノベーションでは、先ほども説明したように雨漏り工事を行ってから、最低1年間の保証期間を設けています。この間に雨漏りが発生してしまった場合でも、無償で修理いたします。また、けんおうリノベーションの雨漏り工事は、原因を完全に特定してから雨漏りの修繕を行うため、雨漏り再発率が3%以下となっております。
お見積もりは無料で行う事ができるため、もし雨漏りでお困りであれば、ぜひ一度けんおうリノベーションまでご相談ください!
お問い合わせは「こちら(https://renovation.a2gjpn.co.jp/contact/)」からお願いいたします!