雨漏り放置がNGな7つの理由|100万円以上の修理費がかかることも

雨漏りはよく聞かれる住宅のトラブルなので、それほど深刻に考えずにその場しのぎの雨漏り対策で何年もやり過ごしているという方もいるかもしれません。しかし、少しの雨漏りだからと思って放置しておくと気付かぬうちに被害は拡大し、やがて取り返しがつかないほど住宅のダメージが進行してしまいます。
そこで今回は、雨漏りを放置することの危険性をお伝えするとともに、雨漏りした時の正しい対処方法をいくつか解説していきます。
雨漏りを放置する7つのリスク

雨漏りは病気と一緒で放置してはいけません。早期発見・早期対処することによって被害を最小に抑えることができます。放置しておくと家の物理的な被害だけではなく、住む人の健康被害も引き起こすなど被害はどんどん拡大してしまいます。雨漏りの兆候が少しでも見受けられたら早急に専門家に見てもらいましょう。
雨漏り放置のリスク①:シミができる

雨漏りを放置すると、まず最初に目に見える被害としてシミが発生します。天井や壁に茶色いシミができるのは、雨水が内部に浸透し、建材に染み込んだ証拠です。このシミは見た目が悪くなるだけでなく、湿気がこもることでカビが発生しやすくなります。放置するとシミが広がり、塗装やクロスの張り替えが必要になることもあります。
雨漏り放置のリスク②:木材が腐る
雨漏りの放置で一番深刻な被害は木材が腐ることです。まず、木材が腐食することによって構造の強度が落ち、耐震性能が低下します。さらに腐食が進行すると床や天井が抜けたり、家が傾いたり、最悪の場合には大地震の時に倒壊してしまったりする可能性があります。
雨漏り放置のリスク③:害虫・害獣被害が発生する

湿った木を好む害虫や害獣は多くいますが、中でもシロアリには要注意です。シロアリの好物は湿った木であり、さらにシロアリは直射日光を嫌うので、雨漏りで湿った屋根裏や天井裏などはシロアリにとって絶好の住処になります。屋根裏以外にも床下(基礎の部分)、柱、押入れ、玄関、お風呂や洗面所などいたるところにシロアリは出没し、容赦無く木材を蝕みまず。シロアリ被害は家の強度を著しく低下させるので、被害が確認できたら早急に駆除する必要があります。
雨漏り放置のリスク④:健康被害を受ける
雨漏りによって腐食した木材にはカビが生えたり雑菌が繁殖したりするので、住む人の健康に悪影響を及ぼします。カビや雑菌はアレルギーや喘息、気管支疾患の原因となり、放置しておくと症状が悪化するので、深刻な被害にならないうちに対処しましょう。
雨漏り放置のリスク⑤:火災の原因になる
雨漏りが電気配線やコンセントに影響を及ぼすと、ショートや漏電が発生する可能性があります。特に天井裏や壁の内部に水が染み込むと、電気系統が損傷し、最悪の場合は火災につながることもあります。電気設備は目に見えない場所にあることが多いため、雨漏りによるダメージが気付かれにくく、知らないうちに危険な状態になっていることも少なくありません。
雨漏り放置のリスク⑥:家の資産価値が減る
雨漏りが発生している住宅は、見た目だけでなく構造的な問題を抱えていることが多いため、資産価値が大幅に低下します。不動産売却時には、雨漏りの有無や修繕履歴が査定に影響を与え、放置した期間が長いほど評価が下がる傾向にあります。また、雨漏りによる被害が進行すると、買い手がつきにくくなり、売却時に大幅な値引きを求められることも考えられます。
雨漏り放置のリスク⑦:修理費用が高額になる
雨漏りを放置しておくと木材の腐食が進み、修繕費用が高額になります。特に柱や梁など構造上重要な部分が被害を受けると、場合によっては部材ごと交換することになるので大がかりな修理となってしまいます。雨漏りを放置したことによって、修理費用が1,000万円を超えた例もあるので、くれぐれも注意しましょう。
雨漏りチェック方法
雨漏りは早期発見が重要ですが、発生初期は気づきにくいことが多いため、定期的なチェックが必要です。以下のポイントを確認することで、雨漏りの兆候を見つけやすくなります。
- 天井や壁にシミができていないか
- 窓枠やサッシ周りに水滴がついていないか
- 押し入れやクローゼットの内部が湿っていないか
- 異臭(カビ臭さ)が発生していないか
- 屋根や外壁にひび割れがないか
特に雨が降った後にこれらのポイントを確認し、少しでも異常を感じたら、早めに専門業者に相談しましょう。
雨漏りしたときの応急処置
雨漏りの応急処置としてできることは、古典的な方法になりますが水が落ちるところにバケツを置くことや雑巾に水を吸収させることくらいです。雨漏りは原因の特定が難しく、素人が修理を試みて屋根や屋上などに手を加えてしまうと、雨水の流れが変わって原因が分からなくなる可能性があります。また、雨漏りの修理は高所作業になるので、自分でやろうとすると危険が伴います。自分で行う雨漏りの応急処置は最低限にとどめて、早急にプロにお願いしましょう。
雨漏りは自分で直せるか?
雨漏りの修理は専門知識が必要であり、素人が手を出すと状況を悪化させる恐れがあります。特に屋根の補修は高所作業になり、落下事故のリスクも伴うため、無理に自分で修理しようとするのは危険です。
一方で、応急処置としてできることもあります。例えば、雨漏りしている場所にバケツを置いたり、濡れた部分を乾燥させることは、被害の拡大を防ぐために有効です。しかし、あくまで一時的な対策に過ぎないため、根本的な解決には専門業者による修理が必要です。費用を抑えるためにも、早めにプロに相談し、適切な修繕を行うことをおすすめします。
雨漏りしたらどこに連絡して対処すればいい?
雨漏りしたときの連絡先は、今の住まいが何であるかによって異なります。ここでは住まいのタイプ別の連絡先をご紹介します。
賃貸マンション:大家さんや管理会社
賃貸マンションの場合は、専門業者へ直接修理を依頼するよりも、先に大家さんか管理会社に連絡しましょう。また、雨漏りの状態を説明する際の資料や雨漏りがあったことの証明として、雨漏り箇所の写真撮影をしておきましょう。
分譲マンション:管理組合
分譲マンションの場合は、管理組合に問い合わせましょう。雨漏りの原因次第では、管理組合に修理費用を負担してもらえる場合があります。専門業者に依頼するよりも先に、管理組合に相談しましょう。
持ち家(築10年以内、保証期間内):ハウスメーカー、工務店など自宅を施工した会社
築10年未満の持ち家の場合は、施工を担当したハウスメーカーに連絡しましょう。自然災害以外での雨漏りの場合は施工不良の可能性があるため、無償で修理してもらえる可能性があります。
仮に保証期間を過ぎてしまっても、新築したときの工務店に雨漏りの修理を依頼することができます。図面を持っていることから構造を一番理解しているため、円滑に工事が進むことでしょう。しかし、ハウスメーカーや新築を中心に手がけている大手工務店では修理費用が割高になる可能性があるため、複数社を比較しましょう。
持ち家(保証期間を過ぎている):自分で業者を探す
持ち家でも、保証期間を過ぎてしまっている場合は、自分で業者を探す必要があります。雨漏りの原因が台風や大雪などの自然災害によるものであれば火災保険が適用される場合があるため、適用条件に当てはまっているかどうかを確認しましょう。
まとめ【雨漏りは放置NG!初期症状を見つけたらすぐに相談を】

ここまで、雨漏りの放置の危険性についてお話ししてきました。雨漏りは木材の腐食に始まり、耐震性能の低下や健康被害などの二次被害をもたらすので、雨漏りの症状を発見したら早急に対処して被害を拡大させないようにしましょう。
私たちけんおうリノベーションは、雨漏りの調査・修繕の高い技術力を持ったプロ集団であり、雨漏り被害のあるところへ全国対応で早急に駆けつけます。
自社で一括して調査から施工まで行っているので高品質でありながら価格を抑えることができ、お客様目線で最善と思える工事プランの提案をしております。
雨漏りは原因の特定が難しく、中には1回の施工で雨漏りが直らないケースもあります。そのような雨漏りの特性を踏まえて、けんおうリノベーションでは雨漏り再発保証期間を工事完了日から最低1年設けさせていただいております。もし、保証期間内で再発した場合は無償で再調査や再修繕を実施させていただきます。
お見積もりやご相談はいつでも承っておりますので、雨漏りでお悩みの方はぜひお気軽にご連絡ください。
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