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雨漏り箇所の特定は自分でできる?業者に頼む際のポイントもご紹介!

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雨漏り箇所の特定は自分でできる?業者に頼む際のポイントもご紹介!

雨漏り箇所の特定は自分でできる?業者に頼む際のポイントもご紹介!

「雨漏りしているけれど、どこから漏水しているのかわからない」、「可能であれば自分で修復したいけれど…」とお悩みの方はいらっしゃいませんか?

今回は、雨漏りが発生しやすい箇所と自分自身で特定できるのかどうかについてお話を進めていきます。

雨漏りしやすい箇所は?

実際に、雨漏りしやすい箇所はどういった部分になるのでしょうか?

外壁クラック

外壁の奥まで到達するひび割れは、雨水が侵入しやすく、下地にまで影響を与えてしまうので注意が必要です。外壁下地には、防水シートなどの防水紙を採用していますが、外壁のひび割れからつたってきた雨水は、防水紙まで浸水します。防水紙の重ね部分など、弱い部分に浸透してしまうことで、雨漏りが発生します。

しかし、外壁にひび割れがあるからといって、必ずしも雨漏りにつながるわけではありません。そもそも外壁のひび割れにはいくつかの種類があり、外壁の奥まで到達しない軽微なひび割れなのか、外壁の奥まで到達している大きな(深い)ひび割れなのかによって、状況が変わってきます。

軽微なひび割れはヘアクラックと呼ばれるもので、今すぐに深刻な雨漏りの原因になることはありません。しかし、そのまま放っておいて悪化してしまうと、大きなクラックになってしまい、雨漏りの原因になってしまう恐れもあるので対処は必要です。

すでに大きめなひび割れが発生している場合は、雨漏りの原因となっている場合が多いので、早めに対処する必要があります。大きめなひび割れとして、目安になるのは0.3mm以上になります。

窓サッシ

窓サッシからの雨漏りは意外と多く、「濡れたら拭いておけば良いや」程度に対応しがちですが、そのまま放置しておくと、重大な被害につながる恐れもあります。

隙間を埋めるためのコーキングというゴム剤の劣化や、施工不良、窓付近の屋根がきっかけになっていることが多く、どこが原因となっているかによって、修理できる範囲が変わってきます。

窓サッシも建物の内部につながっているので、雨漏りにより建物の骨組みが腐食してしまう恐れも十分に考えられます。今の住宅に長く住み続けるためには、早めに対応をする必要があります。

設備による漏水しやすい箇所

水道

使用している設備によっても異なりますが、漏水しやすい箇所はどのような場所になるのでしょうか?

漏水しやすい箇所1.蛇口

水道の蛇口には、水やお湯だけのどちらかだけを出す単水栓と、1つの蛇口から水とお湯の両方が出せる混合水栓があります。最近のマンションの水漏れではレバー式混合水栓が主流の為、パッキンだけでは直せない水漏れトラブルが増えています。

漏水しやすい箇所2.給水管や止水栓

浴室や台所では、蛇口が壁に取り付けられていない、台の上に置かれているタイプの蛇口の場合、その下に給水管、給湯管、止水栓が取り付けられているケースがあります。
台所や浴室では点検口を外さないと、給水が見えないことがあり、その場合は止水栓が取り付けられていない場合も多くあります。

漏水しやすい箇所3.見えない箇所

水道管は見えない箇所に存在する割合が多いです。壁の中や天井、土の中などの場所で水漏れが起こったとしても階下に漏水したりしなければ、すぐに発見する事は出来ません。
また漏れている事に気付かず、水道局からの指摘で初めて気づくというケースもあります。

お客様自身で見つけることは可能なのか?

雨漏りが発生している場所の特定は可能かもしれませんが、雨漏りというのは原因が1箇所だけというケースが少ないです。というのも、現場を知るものの意見として、1つの被害につき、複数のクラックが原因となっている場面が多いからです。

そのため、1箇所なら、「高いところが大丈夫」とか「シーリングが使用できる」など作業に問題ない方なら可能かもしれませんが、原因が複数あった場合、それを繰り返し行わなければいけません。そうなると、お客様自身で見つけて自分で修理しようと思うと想像しているよりも遥かに大変になってしまいます。

また、基本的に雨漏りは業者でも何度か調査を繰り返さなければいけない場合が多々あります。というのも、原因は1箇所ではないため、1回やって、また雨漏りしてを繰り返していく形となるからです。業者も何度も現場に行き、調査を繰り返すので、なかなか終わりが見えず嫌がる会社さんも多いです。

弊社でも先日、愛知の建設会社から弊社へお問い合わせをいただきまして、弊社の調査手法をHPでご覧いただきご相談いただきました。その会社さんも雨漏りの依頼をお客様から頂いていましたが、なかなか直らなかったようでした。

業者はどうやって漏水箇所を見つけていくのか

業者が特定する際には、まず雨漏りしやすい箇所があるので、そういった点を疑うところから始まります。
たとえば、

  • 屋根
  • 屋上
  • ベランダ
  • 天窓
  • 給排水管

などです。
そもそも雨漏りの特定は業者でも難しく、専門的な方法をいくつか取ることがあります。

雨漏りの特定方法1.目視する

雨漏りをしている箇所は、室内側から見てみると、楕円形の黒ずんだ模様が浮かんできます。天井に怪しい黒ずみが見える場合は、雨漏りをしている可能性が非常に高いです。他にも、先ほどお話しした外壁のひび割れや、コーキング剤の剥がれ、また屋根の瓦などがズレていないかを確認します。

肉眼だけでは限界があるので、業者になるとサーモグラフィーを使って確認することもあります。

雨漏りの特定方法その2.放水して確認

目視で雨漏りの原因となっていそうな箇所が見つけたら、そこへ外側からホースで水を放水して確認します。この際、室内ではビニールシートを敷くなど室内へ水が入る対策をした上で行いますのでご安心ください。放水をして水が室内へ漏れてきたら、特定していた箇所が雨漏りの原因となっていることが証明できます。

信頼できる業者のポイント

雨漏り調査の依頼前に「どうやって原因を特定するのですか?」と業者に質問してみてください。そこできちんと答えてくれる業者は信頼できると思います。
どんなやり方にせよ、お客様が納得できてきちんと説明をしてくれる会社でなければ、頼むべきではないと考えています。

また、顔を出して作業のプロセスを解説している会社なら、安心して頼めるのではないでしょうか。

調査や補修の過程をより深く理解しているからこそ、文章や写真だけでなく動画で自信を持って発信することができます。弊社もyoutubeで他社の雨漏り調査工事を見て、さらに知識を深める努力も行なっております。

PRのやり方や広告が全てではありませんが、外に出せるコンテンツがあるということは、その会社の技術力が高いということだと思います。

さらに、雨漏り調査は本来完全成果報酬型であるべきだと私たちは考えています。雨漏りを直すためにお金を払って、調査・補修しても直らなければ意味がないからです。下請け業者の多くは一定の料金だけを受け取り、予算内での雨漏り調査・補修作業をして終わりというところが多いです。つまり、雨漏りの解決を約束しているわけではありません。

「下請けだからここまでしかできない」という理由から、雨漏りの原因を全て特定せずに対症療法的な作業だけで終わってしまい、雨漏り再発の原因となるケースがあります。結果、建物自体の痛みが進行し、かえって費用がかさんでしまうのです。最初は10万円ほどの補修費用でしたが、再発を繰り返し数千万円の費用がかかってしまった物件もあります。

けんおうリノベーションの特徴とは?

一般的な雨漏り調査会社は、下記の調査を別々に行います。

「目視調査無料」と謳っていますが、疑いのある場所を指摘し、最終的な特定は有料の散水調査、赤外線サーモグラフィー調査、発光液調査、ファイバースコープ調査、ガス調査などで行います。そのため、下記のような費用が発生するのが通常です。

      • 散水調査…5万円~20万円
      • 赤外線サーモグラフィー調査…20万円~35万円
      • 発光液調査…10万円~25万円
      • ファイバースコープ調査…15~35万円
      • ガス調査…10万円〜20万円

一つの調査だけで特定するのが難しい場合、複数の調査を組み合わせて見積もりを提示されるケースがあります。その場合は、金額がかなり高額となってしまいます。

その点、当社は「完全成果報酬型」で、雨漏りの原因が特定できなかった場合は費用を一切いただいておりません。料金は下記となっておりますが、主に目視、散水、赤外線サーモグラフィー、発光液調査を組み合わせて行い、高確率で雨漏りの原因を特定しております。

※注1 マンションやビルなどは雨漏り調査原因特定後、簡易補修は行なっておりますが、大改修工事はお断りさせていただく場合がございます。

※注2 屋上に丸環(ロープを固定するリング)の設置が確認できずロープ作業ができない場合に常設ゴンドラなどの設置がない建物に関しては、可搬ゴンドラを設置する必要がありますので、その場合は成果報酬型に関係無く別途料金を頂いております。

水漏れ原因調査保険もあります

マンションの管理組合の方であれば、マンション共用部火災保険に含まれる「水漏れ原因調査費用」という方法を使うことができます。水濡れ原因調査費用特約は、原則100万円まで補償してもらうことができますが、限度額が下記の通り、保険会社により異なります。

  • 1事故100万円限度 期間中限度無し
  • 1年間100万円限度 期間1年を超える契約は保険年度ごと

一般的な調査費用は5万~20万円程度のため、1年間100万円の補償もあれば十分ですが、200戸を超える大規模で築年数が経っているマンションでは100万円を超えるケースも想定されます。

保険料の段階的な値上げもあるため、単純に手厚い補償内容で付帯するのではなく、それぞれのマンション規模やメンテナンス状況に合わせて、無駄のない合理的な補償を考えていくことが必要となります。

また、この補償はオプションの特約ですがほとんどの管理組合が加入する保険には付帯されています。
(参照/「管理組合火災保険」:https://kanrikumiai-kasaihoken.com/mansionkasai/464/)

けんおうリノベーションにご相談ください

屋根の劣化や破損をそのままにしてしまうと、雨漏りや建物自体の劣化にもつながります。定期的なメンテナンスをするのはもちろん、症状が現れたらすぐに直すことで長く使うことができます。
けんおうリノベーションは設備関係でのトラブルも対応可能です
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