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2025/7/16 止まらない天井からの漏水…9階建てマンションの“見えない敵”に挑む

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2025/7/16 止まらない天井からの漏水…9階建てマンションの“見えない敵”に挑む

2025/7/16 止まらない天井からの漏水…9階建てマンションの“見えない敵”に挑む

「直したはずなのに、また…」そんな声が届いた日

神奈川県相模原市の9階建てマンションで、1本の相談が入りました。
「お風呂の天井から、ポタポタと水が垂れてくるんです」と。

お話を伺うと、すでに上階の住戸では給水管の補修工事が行われていました。
それにもかかわらず、水の侵入は止まらなかったのです。

発生箇所は生活の中心とも言える浴室。
住まう方々にとって、不安の残る毎日が続いていました。

そして本日、私たちけんおうリノベーションが現場に入り、原因の究明と修繕に向けた調査を開始しました。

床材を切開し、漏水の経路や内部の状態を丁寧に確認します。目視では確認できない箇所の調査は欠かせません。
⇧フローリング開口中の様子

見えないからこそ難しい、“室内漏水”という相手

天井からの漏水。
これは、私たちが日々向き合う中でも、とりわけ原因特定の難易度が高い案件のひとつです。

なぜこれほど厄介なのか。
それは、水の動きがあまりに“自由すぎる”からです。
• 水は重力だけでなく、建材の隙間や傾斜に沿って、まるで迷路のように流れていきます。
• 実際の侵入口とはまったく別の場所に症状が出ることも珍しくありません。
• さらには、2〜3週間でコップ一杯分しか漏れないような「微量の雨漏り」もあるのです。

今回のケースも、まさにそういった“静かな漏水”が疑われる状態。
「なぜ、直したのにまだ止まらないのか?」
その問いは、オーナー様も管理会社様も、そして居住者様も、誰もが抱えているものです。

床下に水の痕跡を確認。漏水がどこから来て、どこへ流れているのか、わずかな手がかりを逃さず追っていきます。
⇧床下の濡れ跡

“見えない雨”を暴く、プロの技術と探る力

こうした漏水に対して、私たちが武器にするのは「経験」や「勘」だけではありません。
しっかりとした技術と論理に基づき、原因を突き止めにかかります。

今回の調査では、次のようなアプローチをとっています:
• 目視では見えない部分を確認するための開口調査
• 蛍光発光材(調査液)を用いた特殊な散水試験
• 建物の構造や納まりから、水の経路を読み解く建築的視点
• 発生頻度やタイミングなど、“時間軸”でのヒアリング

これらを総合的に判断し、「感覚」ではなく「証拠」に基づいた調査を実施しています。

どれだけ少量で、どれだけ稀にしか起きない漏水であっても──
私たちは、そのわずかな痕跡すら見逃しません。
それが、雨漏り調査専門会社としての誇りであり、使命です。

難しいからこそ、挑む価値がある

今回の調査は、まだ始まったばかり。
最終的な原因の特定と修繕には、もう少し時間がかかりそうです。

ですが、私たちの姿勢に迷いはありません。

「どんなに難しい漏水でも、必ず挑み、あきらめない。」

これまでも数々の困難な現場を、私たちは乗り越えてきました。
• 10社以上が原因を特定できなかった漏水案件
• 築2年の新築マンションで発生した、原因不明の雨漏り
• 屋根から床下まで約20mにも及んだ、長大な漏水経路

どんなに手強い相手であっても、技術と執念を持って向き合ってきました。
そして今回も、その姿勢は変わりません。

安心を届けるために、調査のその先まで

調査はあくまで“通過点”です。
最終的には、原因を明確にし、正しく修繕し、再発を防ぐこと。
それが本当のゴールです。

そこにあるのは、
• 住まわれている方々の安心
• 管理会社様からの信頼
• オーナー様の大切な資産価値の維持

私たち、けんおうリノベーションは、
「どんな物件でも、必ず挑戦する」という信念のもと、これからも現場で戦い続けます。

雨漏りや室内の漏水でお困りの方は、ぜひけんおうリノベーションまでお気軽にご相談ください。
私たちは、雨漏り業界世界一を目指しています!