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出窓が雨漏りする5つの原因|適切な対処法や自分で対策できることなども解説

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出窓が雨漏りする5つの原因|適切な対処法や自分で対策できることなども解説

出窓が雨漏りする5つの原因|適切な対処法や自分で対策できることなども解説

出窓から雨漏りが発生してしまうと、建物が傷んだりカビが繁殖したりなど、日常生活に支障をきたしかねません。

現状をいち早く改善させるためには、雨漏りとなる原因を知った上で応急処置を取る必要があります。

そこで本記事では、出窓が雨漏りする5つの原因と適切な対処法などを詳しく解説します。

弊社では、雨漏り調査で原因を見つけるまでを完全成果報酬で実施しており、工事を行ってから、最低1年間の保証期間を設けています。

雨漏り再発率を3%以下に維持しており、緻密な調査を繰り返すことを徹底して行っているため、雨漏りに関するお悩みがありましたら、ぜひ下記よりご相談ください。

出窓が雨漏りする5つの原因

出窓が雨漏りする原因は、主に以下5つです。

  • 結露によって起きた壁の侵食
  • コーキング剤が劣化
  • 屋根・外壁のひび割れ
  • 防水処理が不適切
  • 換気口や換気扇から雨水が侵入

詳しく解説します。

結露によって起きた壁の侵食

出窓が雨漏りする原因の1つとして、結露による壁の侵食が挙げられます。

出窓の構造上、建物よりも外にとび出ていることから、外気の影響が受けやすく、部屋の中の温度と差が大きくなります。そのため、結露が発生しやすいのです。

結露した水分が窓枠や壁に吸収されると、時間の経過とともに壁材が劣化し、ひび割れや侵食が進行します。

壁材が侵食されると、その防水性能が低下し、外部からの雨水が侵入しやすくなります。

雨が降った際に、結露によって脆くなった部分から雨水が浸透し、雨漏りが発生する原因となでしょう。

コーキング剤が劣化

コーキング剤は、出窓のサッシや壁との隙間を埋めるために使用されるシーリング材です。

雨水が建物内部に侵入するのを防ぐ役割を果たしていますが、時間の経過とともに、コーキング剤は紫外線や気温の変化、雨風の影響を受けて徐々に劣化していきます。

コーキング剤が劣化すると、最初に見られる症状はひび割れや収縮です。これにより、窓枠や壁との間に隙間が生じ、外部からの雨水が簡単に浸透できるようになります。

特に出窓は、他の窓に比べて外部に突出しているため、雨や風の影響を受けやすく、コーキング剤の劣化も早く進行することがあります。

屋根・外壁のひび割れ

屋根や外壁は、建物の外部からの雨水や風などの影響を直接受ける部分であり、経年劣化や天候によるダメージが蓄積されると、ひび割れが発生することがあります。

特に出窓の周辺は、構造上外部に突き出しているため、他の部分よりも天候の影響を受けやすく、ひび割れのリスクが高まります。

ひび割れが生じると、その隙間から雨水が侵入し、外壁内部や屋根材の下にまで水分が浸透してしまうでしょう。

また、屋根や外壁のひび割れから侵入した雨水は、出窓の周辺に集まりやすくなります。

出窓は構造的に壁の内側に入り込んでいる部分が多いため、ひび割れた箇所を通って流れ込んだ雨水が出窓周辺の木材や断熱材を湿らせ、カビや腐食を引き起こす可能性もあります。

このような状況が続くと、壁や窓枠の強度が低下し、雨水の浸入がさらに進行し、雨漏りが悪化することがあるのです。

防水処理が不適切

建築時に出窓を作る際、防水処理が不適切である場合、雨漏りの原因となります。

一般的に、家を建てる際は雨水の浸水を防ぐために防水シートや防水層などを設置し防水処理を行います。

防水シートや防水層は、屋外からの雨水が壁内部に侵入するのを防ぐための重要な要素です。

しかし、施工が不十分であったり、設置時に隙間ができていると、そこから水が侵入し、出窓の周辺にたまりやすくなります。

このような状況が続くと、木材や断熱材が湿気を帯び、建材の劣化を招き、最終的に雨漏りが発生してしまうのです。

換気口や換気扇から雨水が侵入

出窓が雨漏りする原因には、換気口や換気扇から雨水が侵入するケースが考えられます。

通常、換気口や換気扇は防水対策が施されており、雨水が直接内部に入らないように作られていますが、経年劣化や施工の不備により、その防水機能が低下することがあります。

例えば、換気口の周囲に施されているシーリング材が劣化したり、換気扇のカバーが十分に雨を防げなくなったりなどです。

このような場合、特に大雨や風の強い日は、風に乗った雨水が換気口や換気扇の隙間を通じて侵入し、出窓周辺に溜まることがあります。

出窓が雨漏りした際の適切な対処法

雨漏りの原因を知ることができれば、応急処置が必要です。主な対処法は、以下の通りです。

  • 出窓と外壁の隙間をコーキング剤で塞ぐ
  • 防水テープを活用して隙間を塞ぐ
  • 大きなブルーシートで出窓を被せる
  • 出窓に吸水シートを置く

詳しく解説します。

出窓と外壁の隙間をコーキング剤で塞ぐ

出窓と外壁の隙間が雨漏りの原因であれば、その隙間をコーキング剤で塞ぐ必要があります。

コーキング剤を使用する際には、防水性能の高いシリコン系やポリウレタン系のコーキング剤を選ぶと良いでしょう。

これらの素材は耐久性が高く、紫外線や雨風による劣化が少ないため、長期的な防水効果を期待できます。

隙間を埋める際には、コーキング剤を均一に塗布し、隙間をしっかりと塞ぐようにしましょう。

なお、コーキング剤は、安くて1,000円程度から購入可能です。

防水テープを活用して隙間を塞ぐ

窓が雨漏りした際の適切な対処法として、防水テープを活用して隙間を塞ぐ方法は簡単にでき、効果的な方法の1つです。

防水テープは即効性があり、簡単に施工できるため、急な雨漏りにも迅速に対応できます。

防水テープを貼る前に、表面の汚れや埃をしっかりと清掃することが必要です。

汚れが残っていると、テープの接着力が低下し、十分な防水効果を発揮できない可能性があるため、アルコールなどで表面を拭いて清潔に保ちます。

防水テープは、幅広で粘着力の強いものを選ぶと効果が高くなります。

特に耐久性の高いブチルゴム製の防水テープは、紫外線や雨風による劣化が少なく、長期的に使用できるためおすすめです。

隙間に対してテープを貼る際は、しっかりと圧着させ、隙間を完全に覆うようにします。

大きなブルーシートで出窓を被せる

雨漏りの原因となっている箇所を特定することが難しい場合は、ブルーシートで出窓を被せるのがおすすめです。

ブルーシートを出窓に被せる際には、窓枠や周辺の構造物にしっかりと固定できるよう、ロープや重しを使ってシートを留めます。

特に風が強い状況では、ブルーシートが外れてしまうことがあるため、確実に固定することが大切です。

具体的には、シートを窓枠全体に覆い、ロープをシートの端に通して、外壁のフックや重りに結び付けることで、雨水の侵入を防ぎつつ安定させることができます。

ブルーシートはあくまで応急処置であるため、完全な修理までの間に使用する方法です。

雨漏りが発生している原因を特定し、根本的な修理が必要となるまでの間に、この対策を講じることで、出窓内部への雨水のさらなる浸入を防ぎ、室内や構造材へのダメージを軽減できます。

出窓に吸水シートを置く

ブルーシートと同様、雨漏りの原因が分からない場合の対処法として、出窓に吸水シートを置く方法もあります。

吸水シートは、大量の水分を迅速に吸収する特性があるため、雨漏りによる水の拡散を防ぎ、家具や床などの被害を軽減する役割を果たします。

まず、吸水シートを使用する際は、雨漏りが発生している場所の下に敷き詰めることが基本です。

雨水が出窓の隙間や窓枠から内部に流れ込んでいる場合、窓枠の周囲や窓台部分に吸水シートを敷くことで、雨水をキャッチし、室内に水が広がるのを防ぎます。

吸水シートは、特に水が集中して落ちてくる箇所に厚めに敷くと効果的です。

出窓の雨漏りを放置しておくと起こり得るリスク

出窓の雨漏りを放置しておくと、主に以下のリスクがあります。

  • 建物全体が傷む
  • アレルギーのもとになる
  • シロアリが発生する

詳しく解説します。

建物全体が傷む

出窓の雨漏りを放置しておくと、建物全体に深刻な影響を及ぼすリスクがあります。

まず、雨水が出窓周辺から侵入し続けると、建物の内部構造に徐々に浸透していきます。

これは、壁の内側や床下、さらには天井裏まで広がる可能性があり、建物の基礎部分や骨組みまで劣化を引き起こす要因です。

アレルギーのもとになる

出窓の雨漏りを放置しておくと、アレルギーの原因となるリスクが高まります。

雨漏りが続くと、室内に湿気が蓄積し、これがカビや真菌の繁殖を促進します。

カビは、アレルギー反応を引き起こす主要な原因の一つであり、その胞子や微細なカビの粒子が空気中に浮遊することで、呼吸器系に悪影響を及ぼすことがあるでしょう。

シロアリが発生する

出窓の雨漏りを放置しておくと、シロアリが発生するリスクが高まります。

シロアリは湿気を好むため、雨漏りによって建物内部が長期間湿った状態になると、シロアリが繁殖する絶好の環境が整います。

特に木造建築では、木材が湿気を含むと、シロアリにとっての食料源となりやすくなるため、必ず対処しましょう。

出窓の雨漏りは自分でDIYできる?

出窓の雨漏り修理がDIYで可能かどうかについては、状況や修理の範囲によります。

まず、出窓の雨漏りの原因が比較的単純なものであれば、DIYでの修理は可能です。

例えば、コーキング剤の劣化による隙間からの水漏れや、小さなひび割れの修理は、ホームセンターなどで入手できる修理用のコーキング剤やシーリング材を使用し自分で対処することができます。

しかし、雨漏りの原因がもっと複雑な場合、例えば出窓の取り付けや防水処理に根本的な問題がある場合は、DIYでの修理は難しいかもしれません。

雨漏りが構造材にまで影響を及ぼしている場合や、出窓の取り付けに問題がある場合は、専門的な知識と技術が必要です。

このような場合は、構造的なチェックや修理を行うために、プロの業者に依頼することをおすすめします。

出窓の雨漏り修理は業者に対応してもらうのがおすすめ

コーキング剤の劣化や防水処理が不適切など、出窓の雨漏り要因はさまざまあります。

出窓が雨漏りする原因の中には、自分で対応できるものもありますが、一時的に対処するといった感じになるため、再発が怒ってしまうリスクがあります。

可能であれば、再発しないためにもプロの業者に修理を依頼するのがおすすめです。

弊社では、雨漏り調査で原因を見つけるまでを完全成果報酬で実施しており、工事を行ってから、最低1年間の保証期間を設けています。

雨漏り再発率を3%以下に維持しており、緻密な調査を繰り返すことを徹底して行っているため、雨漏りに関するお悩みがありましたら、ぜひ下記よりご相談ください。