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ベランダの雨漏りを自分で修理する前に知っておくべきポイントと対処法

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ベランダの雨漏りを自分で修理する前に知っておくべきポイントと対処法

ベランダの雨漏りを自分で修理する前に知っておくべきポイントと対処法

突然の雨でベランダから雨漏りが起きてしまったとき、自分で直せないかと考える方は多いのではないでしょうか。しかし、雨漏りの修理は簡単なようでいて、正しい知識がなければ逆に被害を広げてしまうリスクもあります。

この記事では、ベランダの雨漏りを自分で修理する前に知っておきたい重要なポイントから、自分でできるチェック方法、応急処置の手順、おすすめの道具や材料、注意点、プロへの相談のタイミングまでを詳しく解説します。

ベランダの雨漏りを自分で修理する前に知っておくべきこと

ベランダの雨漏りは、見た目だけでは原因を特定しづらいことが多く、安易に手を出すと逆効果になることもあります。まずは、修理を始める前に理解しておきたい基本的な知識を確認しましょう。

防水層の仕組みを理解することが大切

ベランダには「防水層(ぼうすいそう)」という、水を防ぐための層が作られています。この防水層が破れたり、劣化したりすることで雨漏りが起こります。

防水層は見えない部分にあるため、目で見てすぐに気づくのは難しいです。しかし、塗装の剥がれや、表面の浮き、ひび割れなどがあれば、防水層が傷んでいるサインといえるでしょう。

防水層にはウレタン防水、シート防水、FRP防水などいくつかの種類があり、修理方法も異なります。自宅のベランダの防水層がどのタイプかを知ることが、正しい修理の第一歩です。

まずは雨漏りの原因が本当に防水層にあるのか、しっかり確認する必要があります。

建物の構造によって修理方法が変わる

ベランダの構造は建物ごとに異なります。鉄筋コンクリート造、木造、鉄骨造など、構造の違いによって水の流れ方や水の入り込みやすい場所が変わってきます。

例えば木造住宅では、水がしみこみやすく、カビや腐食の原因になることもあります。一方、鉄筋コンクリート造の場合は、水がコンクリートのヒビを伝って内部まで浸透するケースも。

ベランダがどのような構造になっているかを把握することで、より的確な修理方法がわかります。建物の設計図や管理会社への問い合わせも有効です。

構造に合った修理をしないと、かえって被害が広がる可能性があるので要注意です。

雨漏りは見えない場所にも広がっている可能性がある

雨漏りは、見えている部分だけが濡れているとは限りません。壁の中や床下など、目に見えないところに水が入り込んでいる可能性もあります。

そのため、表面をテープやシートでふさいでも、内部でカビや腐食が進行しているケースも多いです。

水が染み込んでしまうと、時間がたつにつれて木材が腐ったり、鉄部分がサビたりして、修理費用がかさむことにもなります。

雨漏りを見つけたときは、目に見える範囲だけでなく、周辺の壁や床の状態もよく観察することが大切です。

ベランダの雨漏りを自分でチェックする方法

雨漏りの場所や原因を自分で見つけるためには、以下のようなチェックポイントを順番に確認していくことが大切です。

ベランダの床や壁にひび割れやふくらみがないか確認する

床や壁に小さなひび割れがあるだけでも、そこから水がしみ込んでいることがあります。特にコンクリートのひび割れは、見落としがちです。

また、塗装がふくらんでいたり、めくれたりしている部分があれば、内部に水がたまっている可能性があります。

定期的にベランダの床と壁の状態を目で見て確認する習慣をつけましょう。

異常を見つけたら、応急処置を行う前に、広がりやすい箇所がないかもチェックしてください。

排水口やドレンまわりにゴミがつまっていないか調べる

排水口(ドレン)は、雨水を外へ流す大切な部分です。ここに落ち葉や砂、ゴミがたまると、水があふれてベランダ内に流れ込みます。

ベランダの雨漏りの原因が、実は排水口のつまりだったというケースは非常に多いです。

特に、秋や風の強い日は、葉っぱなどがたまりやすくなるので注意が必要です。

月に1回程度は、掃除をしてつまりを防ぎましょう。

雨の降った後に水たまりができていないかチェックする

雨がやんだあとに、ベランダに水たまりができているようなら要注意です。それは、ベランダの勾配(こうばい)が足りず、水が排水口まで流れていないサインです。

水たまりができると、その場所から水がしみこみやすくなります。

特に角や端の部分に水がたまっているようであれば、防水層の劣化も考えられます。

水たまりの位置を把握することで、雨漏りの場所の目安にもなります。

ベランダの雨漏りを自分で応急処置する簡単な手順

原因がある程度わかったら、被害を広げないために応急処置を行いましょう。ここでは、初心者でもすぐにできる簡単な方法を紹介します。

防水テープでひび割れをふさぐ

防水テープは、ひび割れやすき間に貼るだけで水の侵入を防げる便利なアイテムです。ホームセンターやネット通販で手軽に手に入ります。

貼る前に、表面のホコリや水分をよくふき取ることが大切です。

しっかり乾かしたあと、ひび割れより少し大きめにカットしたテープを貼りましょう。

防水テープは仮の処置として有効ですが、長期間放置せず、後日しっかりとした修理を行う必要があります。

防水補修スプレーで簡易的に防水する

防水補修スプレーは、吹きかけるだけで表面を防水できるスプレータイプの補修材です。特に広範囲の補修や、細かいすき間の処置に適しています。

スプレーする前に、清掃と乾燥をきちんと行ってください。

使い方は簡単で、距離を取って均一に吹きかけるだけです。塗布後、乾燥時間を守ることも忘れずに。

一時的な防水には効果的ですが、これもあくまで応急処置です。

ブルーシートで雨の侵入を一時的に防ぐ

どうしても雨が続いてしまう場合は、ブルーシートを使って雨の侵入を防ぎましょう。

ベランダ全体をシートで覆い、水の流れを変えることで、建物内部への侵入を防げます。

シートの端はブロックやロープなどでしっかり固定しましょう。風で飛ばされると危険です。

この方法も一時的なものなので、晴れた日にはしっかりと本格的な修理を行うことが大切です。

ベランダの雨漏りを自分で修理するためのおすすめ道具と材料

応急処置や簡単な補修を行うには、専用の道具や材料を使うことで、作業の効果と安全性を高めることができます。ここでは、初心者でも扱いやすく、ホームセンターや通販で手に入るアイテムを紹介します。

アサヒペン「防水補修テープ」などの防水テープ

防水テープは、ひび割れや隙間を簡単にふさぐことができる補修アイテムです。中でも、アサヒペンの「防水補修テープ」は、耐久性が高く、屋外でも長期間使えるため人気があります。テープの幅や長さもさまざまで、補修箇所に合わせて選べるのが便利です。また、柔らかくて貼りやすく、はさみで簡単にカットできるため、女性や高齢の方でも使いやすい点が魅力です。

一度貼りつけたら、水が入らないようしっかりと押さえつけるようにしてください。

カインズやコーナンで手に入る防水用コーキング材

コーキング材は、細かなすき間やひび割れに流し込んで埋めることができるアイテムです。シリコン系やウレタン系など種類がありますが、初心者には扱いやすいシリコン系がオススメです。

カインズやコーナンなどのホームセンターでは、専用のガン付きタイプが販売されています。

ひびの奥までしっかり注入できるので、水の侵入をしっかり防ぐことができます。

施工後は完全に乾くまで触らず、数時間放置するのがポイントです。

ニトリやAmazonで買える丈夫なブルーシート

雨が続く時期や、すぐに補修ができない場合に活躍するのがブルーシートです。ニトリやAmazonで手軽に購入できるうえ、サイズも豊富に揃っています。

厚みのあるタイプを選ぶと、強風でも破れにくく、長期間の使用にも耐えられます。

また、ハトメ穴がついているタイプなら、ロープやフックでしっかり固定できるため、飛ばされる心配も少なくなります。

応急処置として使用する場合は、シートの下に雨水がたまらないように工夫しましょう。

ベランダの雨漏りを自分で直すときの注意点

自分で修理を行う際には、いくつかの注意点を守ることで安全かつ効果的に作業ができます。無理のない範囲で、正しい方法を意識して行いましょう。

作業前に雨が止んでいるか確認する

雨漏りの修理は、必ず晴れている日に行うことが基本です。雨が降っている最中や、地面が濡れている状態では、材料がうまく密着せず、効果が半減してしまいます。

特にテープやスプレー、コーキング材は、乾いた面に使わないと本来の効果が発揮されません。

また、濡れた状態で作業すると、足元がすべってケガの危険もあります。天気予報を確認し、連続して晴れる日を選ぶのが理想です。

高所での作業は落下防止の対策をとる

2階以上のベランダでは、高さがあるため、作業中の転落事故に注意が必要です。

脚立や踏み台を使う場合は、安定した場所に設置し、周囲に物を置かないようにしましょう。

軍手や滑りにくい靴を着用するなど、安全対策をしっかり整えることが重要です。

特に一人で作業をする場合は、スマホで連絡できるようにしておくと安心です。

賃貸物件では勝手に修理しない

賃貸住宅に住んでいる方は、雨漏りを見つけても自己判断で補修するのは避けましょう。建物の管理責任は大家さんや管理会社にあります。

誤って修理したことで、原状回復が難しくなったり、退去時に費用を請求される可能性があります。

まずは管理会社に連絡して、状況を伝え、指示を仰ぎましょう。

応急的にシートをかける程度の処置なら問題ないことも多いですが、事前に確認するのが安心です。

無理せず業者に相談する判断も必要

雨漏りの原因がわからない場合や、広範囲にわたる補修が必要な場合は、自力での対応に限界があります。

無理をして悪化させるより、専門の業者に相談したほうが結果的に費用も抑えられるケースが多いです。

初回の相談や現地調査が無料の業者も多く、気軽に問い合わせできる体制が整っています。

「自分でやるべきか」「プロに任せるべきか」の判断が、長期的な被害の抑止につながります。

ベランダの雨漏りを自分で直すのが難しい場合の対処法

自分でできる範囲を超えるような雨漏りの場合は、専門のサポートを受けることがベストな選択です。安心して依頼できる方法を紹介します。

雨漏り修理の専門業者に相談する

雨漏りに特化した修理業者は、原因の特定から補修までトータルで対応してくれます。赤外線カメラや水の流れを再現するテストなど、専門的な機材を使って正確な診断が可能です。

素人では見つけられないような内部の劣化や、構造上の問題にも対応してくれます。

費用はかかりますが、長い目で見れば安心と安全を買うことができます。

まずは無料相談や見積もりを活用してみましょう。

「雨漏り119」や「街の屋根やさん」などのサービスを使う

全国展開している雨漏り修理の専門サービスも増えてきました。「雨漏り119」や「街の屋根やさん」などは、口コミも多く、実績も豊富です。

サイト上で簡単に予約ができたり、LINEで相談できるなど、利用のハードルが低いのが特長です。

初回調査が無料だったり、補修後の保証が付くサービスもあるため、安心して依頼できます。

地域密着型の業者を探すと、対応も早くなります。

火災保険が使えるか保険会社に確認する

雨漏りの原因が台風や突風など自然災害によるものであれば、火災保険で修理費が補償される場合があります。

保険の内容によっては、補修費だけでなく調査費用もカバーされることがあります。

まずは契約中の保険会社に連絡し、「水漏れ被害が補償対象になるか」を確認しましょう。

保険の申請には、写真や修理見積もりなどの書類が必要なので、準備も忘れずに。

まとめ|ベランダの雨漏りは自分で対処できる?原因確認と応急処置のポイント

この記事では、ベランダの雨漏りを自分で対処するために必要な知識と方法を解説してきました。

まずは原因を正確に確認することが重要

目に見えるひび割れだけでなく、構造や排水の状態、防水層の劣化も含めて原因を特定することが大切です。

原因がわかれば、的確な応急処置や修理が可能になります。

見た目だけで判断せず、全体をチェックする視点を持ちましょう。

防水層や構造についての基礎知識も役に立ちます。

応急処置で被害の拡大を防ぐことができる

防水テープやスプレー、ブルーシートなどを使えば、被害の拡大を防ぐことができます。使い方を守れば、初心者でも十分に対応可能です。

ただし、応急処置はあくまで一時的なもので、根本的な解決にはなりません。

なるべく早めに本格的な補修を行いましょう。

雨の日が続く時期には特に重要なポイントです。

不安な場合は早めにプロに相談する

自分での対応に不安がある場合は、無理をせず、早めに専門業者へ相談することが最も安全な選択です。

無料で相談できるサービスや、火災保険を活用する方法もあるため、経済的な負担も軽減できます。

自宅の大切な構造を守るためにも、信頼できる対応を心がけましょう。

この記事が、皆さまのベランダ雨漏り対策の参考になれば幸いです。

雨漏り調査、修繕はけんおうリノベーションにお任せください

この記事ではベランダの雨漏りを自分で修理する前に知っておきたい重要なポイントなどについて詳しくご紹介しました。この記事を読んで、雨漏りの原因調査や修理が必要だと感じた方も多いのではないでしょうか。

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