台風の時だけ雨漏りが発生する3つの理由|放置する危険性や対策方法などを解説
「台風の時だけなぜか雨漏りする」とお悩みの方もいるでしょう。
そんな状況に心当たりがある方は、放置しておくと危険です。台風の時だけ雨漏りしている状況は、家の劣化を進める要因にもなるため、原因を特定して対処する必要があります。
本記事では、台風の時だけ雨漏りが発生する理由や放置しておく危険性、適切な対策方法などを解説します。
弊社では、雨漏り調査で原因を見つけるまでを完全成果報酬で実施しており、工事を行ってから、最低1年間の保証期間を設けています。
雨漏り再発率を3%以下に維持しており、緻密な調査を繰り返すことを徹底して行っているため、雨漏りに関するお悩みがありましたら、ぜひ下記よりご相談ください。
台風の時だけ雨漏りが発生する理由
台風の時だけ雨漏りが発生する主な理由は、以下の通りです。
・コーキングが劣化
・屋根の破損・劣化
・外壁のひび割れ・劣化
詳しく解説します。
コーキングが劣化
コーキングとは、建物の外壁や窓枠などの隙間を埋めて水や空気の侵入を防ぐためのシーリング材です。
この部分が紫外線や気温の変化、経年劣化によって硬化やひび割れを起こすと、防水性能が低下してしまいます。
普段の雨では問題が表面化しないこともありますが、台風のように強風を伴う大雨になると、風圧によって水が勢いよく建物の隙間に押し込まれます。
結果、劣化したコーキングの部分から雨水が浸入し、雨漏りが発生するのです。
屋根の破損・劣化
屋根は建物の中で最も風雨にさらされる部分であり、長年にわたる使用や気候条件の影響を受けて少しずつ劣化します。
特に台風の強風や豪雨では、通常の雨や風では気づかない小さな損傷が問題を引き起こすことがあるのです。
例えば、屋根材がずれたり浮き上がったりしている場合、そこから雨水が内部に侵入しやすくなります。
強風が吹き付けると、屋根材の間に水が押し込まれたり、破損がさらに悪化して隙間が広がることがあります。
また、瓦やスレートなどの屋根材の劣化によってひび割れが生じている場合、台風時の強い雨がその隙間を通じて内部に浸入する可能性が高まるでしょう。
外壁のひび割れ・劣化
外壁は建物を保護するために強固に設計されていますが、長年の紫外線、気温差、湿気などの影響を受けて徐々に劣化します。
この劣化が進行すると、ひび割れや隙間が生じ、水が内部に侵入しやすい状態になるのです。
特に台風では、普通の雨とは異なり、強い風によって雨水が建物の隙間に押し込まれるため、普段は問題にならない小さなひび割れや隙間が原因で雨漏りが発生することがあります。
外壁の目地部分やサッシ周りなど、構造的に隙間が生じやすい箇所が劣化している場合、台風の風雨が集中して侵入のリスクが高まってしまうでしょう。
台風の時だけ発生する雨漏りを放置しておく危険性
台風の時だけ雨漏りが発生するから普段は大丈夫と思っていると、危険な目に遭う恐れがあります。
放置すると、以下のような危険性が高まるでしょう。
・シロアリが大量発生する
・家が痛む
・家の資産性が低下する
詳しく解説します。
シロアリが大量発生する
雨漏りが原因で建物内部に水分が滞留すると、湿気が増し、木材や断熱材などの構造材が湿った状態になります。
シロアリは湿った木材を好むため、この状況が発生すると巣を作りやすい環境が整ってしまうのです。
特に日本の多くの地域では、湿気の多い梅雨や台風シーズンがシロアリの繁殖に適した条件となります。
台風による雨漏りで一時的に湿気が増加した場合でも、放置して乾燥が不十分なままであれば、シロアリが侵入する可能性が高くなるでしょう。
さらに、シロアリは木材だけでなく、断熱材や基礎部分にも侵食を広げるため、建物全体の構造に大きな被害を与えることがあるため、注意が必要です。
家が痛む
台風の時だけ発生する雨漏りを放置しておくと、建物自体の損傷が進んでしまうリスクがあります。
雨漏りは目に見える水滴や染みだけではなく、建物内部の見えない部分に湿気を広げ、構造材や仕上げ材に深刻な影響を与えます。
特に木造住宅の場合、雨水が侵入することで柱や梁が湿りやすくなり、カビや腐朽菌が繁殖し、木材の強度が低下する要因です。
この状態が進行すると、耐震性にも影響を与え、地震や強風に対する家の安全性が損なわれる可能性があります。
家の資産性が低下する
建物はその状態が資産評価に直接影響するため、雨漏りによるダメージが修繕されていない場合、不動産市場での評価が下がることが避けられません。
雨漏りが継続していると、内装や構造部分の劣化が進行し、修繕にかかるコストが増大するため、潜在的な購入者から敬遠される原因となります。
特に雨漏りによるシミやカビ、腐食が視覚的に確認できる場合は、売却時に価格を大幅に下げざるを得なかったり、買い手を見つけるのに時間がかかったりします。
さらに、雨漏りが長期間放置されていたことが判明すると、購入者に対して「管理が不十分な物件」として不信感を与え、結果として資産価値をさらに低下させる可能性があるでしょう。
台風の時に備えて自分でできる雨漏り対策
台風の時に備えて自分でできる雨漏り対策は、主に以下の通りです。
・バケツで雨漏りを防ぐ
・雨水が漏れてく場所にタオルや雑巾を置く
・ブルーシートで覆う
詳しく解説します。
バケツで雨漏りを防ぐ
バケツで防ぐ方法は、すでに雨漏りの発生が予想される箇所が分かっている場合や、修理が間に合わない状況で、迅速に水の被害を抑える手助けとなります。
バケツを用いる際、まず雨漏りが起こりそうな場所を特定します。天井や壁にシミや剥がれが見られる箇所、または以前に雨漏りが発生したポイントが目安です。
次に、バケツを設置する場所を調整しますが、天井から水滴が落ちる範囲を的確に捉えることが重要です。
これにより、水が床に広がるのを防ぎ、周囲の被害を最小限に抑えられます。さらに、バケツだけではなく、飛び散る水を防ぐためにタオルや吸水シートを併用することも効果的です。
雨水が漏れてく場所にタオルや雑巾を置く
台風の時に備え、雨水が漏れてくる場所にタオルや雑巾を置く方法は、特別な道具が不要で簡単にできる応急処置です。
まず、雨漏りが予想される箇所を確認し、その周辺を片付けます。
家具や電化製品が水に濡れると被害が拡大するため、予め安全な場所へ移動させることが重要です。
その後、漏水箇所の真下に厚手のタオルや吸水性の高い雑巾を敷き、水が広がるのを防ぎます。
ブルーシートで覆う
ブルーシートで覆う方法は、特に屋根や外壁に既にひび割れや劣化が見られる場合に有効です。
まず、台風が接近する前に、ブルーシートを事前に用意しておきます。適切なサイズのものを選び、漏水が予想される場所を完全に覆えるようにしておくことが重要です。
また、ブルーシートを固定するためのロープや重り、粘着テープなどの補助用品も用意しておきましょう。
これらがないと、強風でブルーシートが飛ばされてしまい、効果が得られません。
雨漏り修理にかかる費用相場
台風の時だけ雨漏りが発生してしまうのを放置しておくのはよくありません。雨漏り修理をしておき、常に丈夫な家にしておく必要がありますが、気になるのは費用相場でしょう。
修理する部分や内容によって費用は異なりますが、大規模工事となると30万円以上はかかってきます。
部分ごとの詳しい費用相場は、下記の記事で紹介しておりますので、合わせてご確認ください。
関連記事:雨漏りしたらリフォームするべき?原因や費用相場などを徹底解説
台風で雨漏りした場合は火災保険は適用できる?
通常、火災保険は火災による損害を補償するものですが、台風などの自然災害によって家屋に損害が生じた場合、保険の適用対象となることもあります。
申請を行うと、保険会社から調査が入り、調べが終わり、保険適用の有無の判断します。
保険会社によっては、風災や水災に関する特約が含まれている場合もあるため、事前に契約内容を確認し、どのような損害が対象になるのかを理解しておくことが大切です。
台風に伴う雨漏り修理は専門の業者に相談を
普段は雨漏りしていないけれど、台風の時だけ雨漏りが起こるるのは、危険なサインです。
家を傷めたり衛生的によくなかったりするので、台風が来る前に修理を行う必要があります。
弊社では、雨漏り調査で原因を見つけるまでを完全成果報酬で実施しており、工事を行ってから、最低1年間の保証期間を設けています。
雨漏り再発率を3%以下に維持しており、緻密な調査を繰り返すことを徹底して行っているため、雨漏りに関するお悩みがありましたら、ぜひ下記よりご相談ください。