雨漏りと結露の違いや見分け方を紹介|それぞれの対処法も解説
家の壁や窓に現れる水滴やシミ、これが「雨漏り」なのか「結露」なのか、判断に迷ったことはありませんか?
見分けを誤ると、適切な対策が遅れ、家の劣化や健康被害につながることもあります。
本記事では、雨漏りと結露の違いや見分け方などを詳しく解説します。
弊社では、雨漏り調査で原因を見つけるまでを完全成果報酬で実施しており、工事を行ってから、最低1年間の保証期間を設けています。
雨漏り再発率を3%以下に維持しており、緻密な調査を繰り返すことを徹底して行っているため、雨漏りに関するお悩みがありましたら、ぜひ下記よりご相談ください。
雨漏りと結露の違い
雨漏りは主に建物の外部から侵入する水が原因で発生します。
屋根や外壁、窓枠などの防水構造に隙間や劣化が生じると、雨水が内部に浸入し、壁や天井にシミや水滴が現れるのが特徴です。
このような状態では、湿気が建材に長時間留まることで腐食やカビの発生を引き起こし、建物の耐久性が損なわれる恐れがあります。
一方、結露は建物の内部で温度差が原因となり発生します。室内の暖かい空気が冷たい窓ガラスや壁に触れることで、空気中の水蒸気が水滴に変わる現象です。
特に冬場の暖房使用時や湿度が高い環境で発生しやすく、窓ガラスや窓枠周辺、または外壁に面した室内側の壁などに水滴が見られるのが一般的です。
雨漏りと結露の見分け方
雨漏りと結露の見分け方は、主に以下3つで判断します。
・場所
・時期
・水滴の状態
詳しく解説します。
場所
雨漏りと結露を見分ける際には、発生する場所を確認する必要があります。
雨漏りは、主に建物の外部から水が侵入するため、発生箇所が外部に接している部位に集中することが特徴です。
例えば、屋根の隙間や外壁の亀裂、窓枠の防水劣化などが雨漏りの原因としてよく挙げられます。
これにより、天井や壁の高い位置、窓の周辺などにシミや湿った跡が現れることが多いのがポイントです。
一方、結露は建物内部の温度差によって引き起こされるため、発生する場所が雨漏りとは異なります。結露が目立つのは、外気に面した室内側の表面です。
窓ガラスやアルミサッシ、北側の壁など、寒い季節に冷たくなりやすい部分に水滴が付きやすいことが特徴です。
時期
雨漏りは、主に雨が降っている最中や直後に発生することが特徴です。雨水が建物の防水部分に隙間や劣化がある箇所から内部に浸入します。
そのため、雨漏りが疑われる場合は、雨の日に症状が現れるかどうかを観察することが重要です。
雨漏りによるシミや水滴は、天候が乾燥している日には新たに発生することはありません。
雨が降ったときに限定的に現れるシミや湿気が見られる場合は、雨漏りの可能性が高いと判断できます。
一方、結露は特定の季節や気温条件で発生しやすい現象です。特に冬場に多く見られるのが特徴で、室内が暖房で温められている一方、窓ガラスや外壁に面した部分が外気によって冷やされることで発生します。
水滴の状態
雨漏りによる水滴は、外部から侵入した雨水が建物内部に到達することで発生します。そのため、水滴や湿り気は、特定の場所に集中している場合が多いです。
例えば、天井からポタポタと滴り落ちる水や、壁に一箇所集中して現れるシミは、雨漏りを示唆しています。
また、雨水には外部の汚れが混ざっていることが多く、水滴が濁っていたり、周囲に汚れが付着したりしている場合も雨漏りの可能性が高いと言えます。
一方、結露による水滴は、建物内の空気中の水蒸気が冷たい表面で液化することで生じます。そのため、結露による水滴は、広範囲にわたって均一に分布する傾向があります。
特に窓ガラスや金属製のサッシ、北側の壁面など、外気によって冷えやすい場所に見られることが多く、水滴が透明で比較的きれいなのが特徴です。
雨漏りが起きた際の対処法とは
雨漏りが起きた際、放置しておくと家の劣化を進めてしまうため、すぐに対処する必要があります。主な対処法は、以下の通りです。
・原因を追求する
・補修する
詳しく解説します。
原因を追求する
雨漏りは建物の防水構造に問題が生じた結果として発生するため、まずはどこから水が侵入しているのかを突き止める必要があります。
原因を特定するためには、雨漏りが発生している場所を詳細に観察し、周辺の状況を確認することが基本です。
例えば、天井や壁のシミ、湿気のある部分がどのような広がり方をしているかを注意深く見ることで、水が流れた経路や侵入箇所の手がかりを得られることがあります。
ただし、表面上ではわからないことも多くあり、原因を1人で特定するのは困難です。本格的に原因を特定したいのであれば、プロの業者への依頼を検討しましょう。
補修する
侵入口を特定できたら、その部分の状態や材質に応じて適切な補修方法を選択します。
例えば、屋根の瓦がずれている場合は、瓦を正しい位置に戻したり、新しい瓦に交換したりすることが必要です。
また、屋根材や防水シートが劣化している場合には、部分的な補修だけでなく、劣化部分全体を新しい材料に取り替えることが求められる場合もあります。
外壁が原因の場合、亀裂や隙間を埋める補修が中心になります。コーキング材や防水塗料を使用して隙間を埋めることで、雨水の侵入を防ぐことが可能です。
自分で補修できる範囲であれば道具を準備して補修作業に入れますが、そうでない場合はプロの業者に依頼するのがおすすめです。
結露が起きた際の対処法とは
一方、結露が起きた際の対処法は、主に以下の通りです。
・適切に換気を行う
・家の断熱材や換気口を確認する
詳しく解説します。
適切に換気を行う
結露は、室内の湿った空気が冷たい表面に触れた際に水蒸気が水滴に変わることで発生します。そのため、室内の湿度を適切にコントロールし、湿気を外部に排出することが重要です。
特に冬場は外気が乾燥していることが多いため、換気を行うことで湿度を下げやすくなります。換気の方法として、まず窓を開けて空気を循環させるのが基本です。
一度に長時間窓を開けっぱなしにするのではなく、1日数回、短時間で空気を入れ替える「こまめな換気」が効果的です。
この方法は、室内の温度を大きく下げずに湿気を効率的に外に逃がすことができます。
家の断熱材や換気口を確認する
結露は、室内の湿気が冷たい壁や窓の表面に触れることで発生するため、防ぐためには室内と外気の温度差を抑え、湿気を効率よく排出する仕組みを整える必要があります。
断熱材の性能が低下している場合、壁や天井、床が冷えやすくなり、結露が発生しやすくなります。
特に築年数の経過した建物では、断熱材が劣化していることが多いです。断熱材の種類や施工状況を確認し、劣化が見られる場合には適切な補修や交換を検討することが重要です。
また、換気口が適切に配置されていない、または換気の効率が悪い場合、湿気が家の中に滞留してしまい、結露が発生しやすくなります。
特に換気口が塞がっている、または汚れによって通気が妨げられていることがないかを確認することが大切です。
雨漏り修理はけんおうリノベーションにご相談を
雨漏りと結露の違いは、発生場所や時期、水滴の状態から見分ける必要があり、放置しておくとどちらもよくありません。
特に雨漏りの場合は、放置すると家の劣化を進めてしまうだけでなく、カビやシロアリが繁殖してしまい、衛生的によくないでしょう。
もし雨漏りだと発覚したら、すぐに原因を特定して対処する必要があります。
弊社では、雨漏り調査で原因を見つけるまでを完全成果報酬で実施しており、工事を行ってから、最低1年間の保証期間を設けています。
雨漏り再発率を3%以下に維持しており、緻密な調査を繰り返すことを徹底して行っているため、雨漏りに関するお悩みがありましたら、ぜひ下記よりご相談ください。