雨漏り修理のコーキングは自分でも可能|できる箇所ややり方などを徹底解説
雨漏りが起きてしまった際、できれば費用をかけたくないことから、自分で修理を選択する方も少なくありません。
中でもコーキングは手頃ですし、箇所によっては自分で対応することも可能です。本記事では、雨漏り修理で自分でもコーキングできる箇所ややり方などを詳しく解説します。
弊社では、雨漏り調査で原因を見つけるまでを完全成果報酬で実施しており、工事を行ってから、最低1年間の保証期間を設けています。
雨漏り再発率を3%以下に維持しており、緻密な調査を繰り返すことを徹底して行っているため、雨漏りに関するお悩みがありましたら、ぜひ下記よりご相談ください。
雨漏り修理のコーキングで必要な道具
雨漏り修理のコーキング作業を自分で行う場合、市販で必要な道具を揃える必要があります。
必要な道具は、主に以下の通りです。
・コーキングガン
・ヘラ
・ワイヤーブラシ
・クロス
・カッター
・マスキングテープ
・手袋
これらの道具を適切に使用し、丁寧に作業を進めることで、雨漏り修理のコーキングを効果的かつ安全に行うことができます。
道具の量は多いですが、1〜2万円で買い揃えることができるため、コスパは良いでしょう。
雨漏り修理でコーキングができる箇所
雨漏り修理でコーキングが使える箇所は、主に以下の通りです。
・外壁
・サッシ
・バルコニー
特に目地部分や外壁材の接合部は雨水が侵入しやすいポイントです。
これらの箇所は経年劣化によってひび割れや隙間が生じやすく、コーキングを用いることでこれらの隙間を埋め、防水性を回復させることが可能です。
バルコニーに関しては、床面や手すりの取り付け部などが雨漏りの原因となりやすい箇所です。特に床と立ち上がり部分の境目や排水溝周辺は、雨水が溜まりやすいため劣化が進行しやすい場所といえます。
さらに、窓枠やサッシと外壁の隙間は、雨水の侵入リスクが高い場所であり、この部分にコーキングを施すことで、窓からの水の浸入を防ぎ、建物内部へのダメージを抑えられます。
雨漏り修理に使うコーキング材の種類
雨漏り修理に使うコーキング材の種類は、主に以下の通りです。
・シリコン系
・変成シリコン系
・アクリル系
・ウレタン
詳しく解説します。
シリコン系
シリコン系は一般的なコーキング材です。
特徴は、紫外線や風雨による劣化に強く、屋外環境下でも長期間にわたって性能を維持する点です。
特に日差しの強い地域や降雨量が多い環境では、その耐久性が建物の防水機能を支える重要な役割を果たします。
また、温度変化にも強いため、季節を問わず安定した性能を発揮できる点も魅力です。
高い防水性もあり、雨水の侵入を効果的に防ぐ性能があるため、壁や窓枠、屋根などの雨水が直接触れる箇所に適しているでしょう。
変成シリコン系
変成シリコン系コーキング材の特徴は、密着性の高さです。多くの建材に対して良好な接着力を発揮し、幅広い素材に使用できます。
そのため、コンクリートやモルタル、木材、金属、ガラスなど、さまざまな施工箇所に適用できる点が特長的です。
この特性により、建材の種類が異なる接合部分でも安心して使用することが可能です。
アクリル系
アクリル系コーキング材は、主に屋内の軽微な補修や外部環境への露出が少ない箇所で使用されることが多い種類です。
このコーキング材は、他の種類と比較してコストが低く、扱いやすいという特徴があります。
塗装適性が高く、仕上げとして上から塗装することで、補修箇所を目立たなくすることが可能です。
ウレタン
ウレタン系コーキング材は、高い柔軟性と強力な密着性が特徴です。
建材の収縮や膨張、振動に追従する能力が優れており、動きが生じやすい箇所での使用に特に適しています。
例えば、建物の接合部や、経年劣化によってひび割れが生じやすい部分において、その性能を発揮します。
また、塗装適性もあるため、施工後に塗装することで仕上げを美しく整えることが可能です。
コーキング材を活用して自分で雨漏り修理する際のやり方
コーキング材を使って自分で修理する場合、以下の手順で行う必要があります。
・古いコーキング剤を取り除く
・材料を保護する
・コーキング剤を流す
詳しく解説します。
古いコーキング剤を取り除く
新しいコーキング材の密着性を確保し、効果的な防水性能を発揮させるために、まずは古いコーキング剤を取り除きます。
古いコーキング材を取り除くためには、専用の道具を用意する必要があります。一般的には、カッターやスクレーパーが適しています。
これらの道具を用いて、古いコーキング材を端から慎重に削り取ります。作業中は、周囲の建材を傷つけないよう、刃を建材の表面と平行に動かすことがポイントです。
材料を保護する
コーキング材を使用して自分で雨漏り修理を行う際には、修理箇所や周辺の材料を保護することが重要です。
この工程を適切に行うことで、仕上がりが美しくなるだけでなく、不要な部分にコーキング材が付着するのを防ぎ、後処理の手間を軽減できます。
修理を行う箇所の周囲を確認し、塗装面やガラス、タイルなど、コーキング材が付着してはいけない部分を特定します。
次に、保護のためのマスキングテープを使用します。マスキングテープは、修理箇所の境界線に沿って正確に貼ることが重要です。
テープが剥がれたり、隙間ができたりしないよう、しっかりと押さえながら貼り付けることがポイントです。
コーキング剤を流す
コーキング材を流し込む準備として、修理箇所が清潔で乾燥していることを確認します。
表面にホコリや油分が残っていると、コーキング材がうまく接着せず、防水性能が損なわれる可能性があるため、事前にしっかりと掃除と脱脂を行うことが重要です。
次に、コーキング材を塗布するためのコーキングガンを用意します。ガンにカートリッジをセットし、ノズルの先端を修理箇所に合わせて切断します。
このとき、ノズルの切断角度や幅を修理箇所のサイズに合わせて調整することで、均一な塗布が可能です。切断は鋭利なカッターを使用し、斜めに切ると流しやすくなります。
コーキング材を流す際は、修理箇所に沿ってゆっくりとガンを動かします。一度に多量の材を押し出さず、均一な量を丁寧に塗布することがポイントです。
コーキングは失敗が多いので専門の業者に依頼するのも検討
コーキング材を使って自分で雨漏り修理を行うことは可能です。
しかし、コーキング作業は意外と工数がかかり、手の届かない場所もあります。少しでも負担を軽減したい方は、業者に依頼することも検討しておくべきです。
弊社では、雨漏り調査で原因を見つけるまでを完全成果報酬で実施しており、工事を行ってから、最低1年間の保証期間を設けています。
雨漏り再発率を3%以下に維持しており、緻密な調査を繰り返すことを徹底して行っているため、雨漏りに関するお悩みがありましたら、ぜひ下記よりご相談ください。